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「命の教育」に関する質問主意書
衆議院 第187回 第17号お答えすることは困難 ×1
質問本文
本年発生した長崎県佐世保市の高校一年女子生徒が同級生を殺害した事件など、近年の殺人事件において、加害青少年が「人を殺してみたかった」などの、命の尊さに対する認識が欠落していると思える動機が事件発生の理由とされている。
文部科学省においては、こうした相次ぐ事件等を踏まえて、平成十六年に児童生徒の問題行動対策重点プログラムを作って以来「命を大切にする教育」を推し進めているが、昨今の世情をみるとき、十分な成果を挙げていないといわざるをえない。
「命を大切にする教育」を実効あるものとすることが必要だという観点から次の質問をする。
一 「人を殺してみたい」と思う子どもは、なぜ現れると考えるか。政府の見解を示されたい。
二 文部科学省の「命を大切にする教育」は成果を挙げていると考えるか。政府の見解を示されたい。
三 文部科学省の「命を大切にする教育」において、「なぜ人をころしてはいけないのか」という子どもの問いに対して、どのように答えているのか。政府の見解を示されたい。
四 文部科学省の「命を大切にする教育」においては、「死」について考える機会が少なくなってきた、社会的変化を踏まえて、「死」について子どもにどのように教えているか。政府の見解を示されたい。
五 政教分離の名の下に、宗教心を教育の外においたことが、命を大切にすることや、死について、教える力を弱めていたり、子ども達に対する説得力のないものになっているのではないか。政府の見解を示されたい。
右質問する。
政府答弁書
一について
お尋ねについては、様々な要因が考えられることから、一概にお答えすることは困難である。
二について
文部科学省においては、御指摘の「命を大切にする教育」として、道徳教育の教材の作成及び配布、各地方公共団体が実施する地域の特色を踏まえた道徳教育の取組への支援、児童生徒の自殺予防の在り方に関する調査研究等に取り組んできたところであり、各学校においても、これらの取組を踏まえ、生命の尊さを理解しかけがえのない自他の生命を尊重すること等に関する指導の充実が図られているものと認識している。
三及び四について
文部科学省としては、小学校学習指導要領(平成二十年文部科学省告示第二十七号)及び中学校学習指導要領(平成二十年文部科学省告示第二十八号)において、自他の生命を尊重すること等について規定しており、小学校学習指導要領の解説においては「人間の誕生の喜びや死の重さ、生きることの尊さ、共に生きることの素晴らしさなどを考えること」等を、中学校学習指導要領の解説においては「例えば、自分が今ここにいることの不思議、生命にいつか終わりがあること、生命はずっとつながっていることなどを手掛かりに考えさせること」等を、それぞれ記述している。あわせて、平成二十六年四月より同省が児童生徒に配布している道徳教育の教材である「私たちの道徳」において、自他の生命の尊重等に関する内容を重視して扱っているところである。
五について
教育基本法(平成十八年法律第百二十号)第十五条第二項の規定により、国及び地方公共団体が設置する学校においては、特定の宗教のための宗教教育を行うことはできないが、命を大切にすることや死について考えさせる教育を、これらの学校において、特定の宗教に基づかない教育として実施することは可能であり、御指摘は当たらないものと考えている。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。