Kurage 質問主意書アシスト

ことばで探す › 衆議院 第196回

加計学園理事長の記者会見についての政府の受け止めに関する質問主意書

衆議院 第196回 第398号趣旨が明らかではない ×1

提出者
立憲民主党・市民クラブ
提出日
2018年6月20日
内閣転送 2018年6月25日
答弁書受領日
2018年6月29日
提出から9日
答弁の項目数
4
質問 2,119字/答弁 647字

質問本文

平成三十年六月十九日、学校法人加計学園の理事長(「学園理事長」という。)は岡山市内で記者会見し、愛媛県の文書に記されていた平成二十七年二月の安倍総理との面会について「記憶にもないし、記録にもなかった」と発言した。安倍総理との関係について問われた学園理事長は「総理とは何十年来の友人で仕事の話をすることはやめにしている。獣医学部についても話したことはない」とし、愛媛県の文書に記されていた安倍総理との面会については「記録を調べたところ三年も前のことなので記憶にもないし、記録にもなかった」と述べ、面会はなかったと否定した。

加計学園の事務局長が愛媛県などに対して実際にはなかった学園理事長と安倍総理が面会したと伝えたことについて、学園理事長は、「私が指示したことはなく、事務局長が『こと』を前に進めるために言ったと思われる」と述べ、自ら指示はしていないと発言した。

国会で野党が求める証人喚問については「私が決めることではありませんのでお待ちしております」と発言した。

これらの学園理事長の発言を踏まえ、政府の方針を確認したいので、以下質問する。

一 例えば平成二十五年五月に山梨県河口湖にある安倍総理の別荘で、安倍総理、学園理事長、当時の官房副長官などが集まりバーベキューを楽しんだことが報じられているが、その中でも、学園理事長のいう「総理とは何十年来の友人で仕事の話をすることはやめにしている。獣医学部についても話したことはない」ことは事実か。仕事の話をしないのであれば、当時の総理官邸で枢要な立場にある官房副長官を含め、安倍総理や学園理事長が集まることは常識的に考えにくい。政府の見解如何。

二 加計学園の事務局長が愛媛県などに対して実際にはなかった学園理事長と安倍総理が面会したと伝えたことについて、学園理事長は、「私が指示したことはなく、事務局長が『こと』を前に進めるために言ったと思われる」と述べ、自らの指示はなかったとしているが、事実としては関係自治体に虚偽を伝え、国家戦略特区の審査にあたり有利に働くように偽計を巡らせたと考えられる。本件事実は刑法第二百三十三条でいう「虚偽の風説を流布し、又は偽計を用いて、人の信用を毀損し、又はその業務を妨害した者は、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する」に該当する、いわゆる偽計業務妨害に相当するのではないのか。政府の見解如何。

三 加計学園の事務局長が愛媛県などに対して実際にはなかった学園理事長と安倍総理が面会したと伝えたことは、学園理事長も「私が指示したことはなく、事務局長が『こと』を前に進めるために言った」と発言しており、かかる事実は国家戦略特区選定にあたり、加計学園が国に対して偽計業務妨害を働いたと解することができる。学園理事長の指示の有無に関わらず、このような偽計業務妨害を目論み、国家戦略特区の選定が有利になるように働きかけたことは、手続きの上で重大な瑕疵ではないか。それとも、政府は平成二十九年六月十九日に安倍総理が記者会見で述べた「半世紀ぶりの獣医学部新設についても、審議に携わった民間議員の皆さんは、プロセスに一点の曇りもないと断言されておられます」とし、従来通りに手続き上、「一点の曇りもない」もので瑕疵はなかったとの見解を変更しないのか。政府の見解如何。

四 平成二十六年、加計学園が経営する千葉科学大学の式典で、「常日頃、加計さんは、時代のニーズに合わせて新しい学部学科の設置にチャレンジしたい」といった旨の意向を学園理事長が持っていることを安倍総理自身が紹介していると承知するが、これは事実か。

五 学園理事長は記者会見で、「総理とは何十年来の友人で仕事の話をすることはやめにしている。獣医学部についても話したことはない」と発言したが、四でいう発言が事実であれば、安倍総理は学園理事長が「新しい学部学科の設置にチャレンジしたい」意向を持っていることを、どの時期に、どのような方法で知ることとなったのかを明らかにされたい。

六 学園理事長は、国会で野党が求める証人喚問について「私が決めることではありませんのでお待ちしております」と発言しているが、国会での審議については国会で決めることが基本ではあるものの、学園理事長自身が国会での証人喚問を受け入れる意向を示していることは重要である。安倍総理は平成二十九年六月十九日の記者会見で「最初に調査した段階では、それらの存在を確認できなかった。二転三転した形となり、長い時間が掛かることとなりました。こうした対応が、国民の皆様の政府への不信を招いたことは、率直に認めなければなりません。信なくば立たずであります。何か指摘があればその都度、真摯に説明責任を果たしていく」、第二次安倍政権が発足した「四年前の原点にもう一度立ち返り、建設的な議論を行い、結果を出していく。そうした政治が実現するよう政権与党としての責任を果たしてまいります」と述べているが、自民党総裁でもある安倍総理は「政権与党しての責任を果た」すためにも、学園理事長の国会招致を自民党に指示すべきではないか。安倍総理の見解如何。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一、四及び五について

お尋ねについては、安倍晋三衆議院議員の政治家個人又は私人としての活動に関するものであり、政府としてお答えする立場にない。

二について

犯罪の成否については、捜査機関が収集した証拠に基づいて個々に判断すべき事柄であることから、政府としてお答えすることは差し控えたい。

三について

お尋ねの趣旨が必ずしも明らかではないが、お尋ねにある「獣医学部新設」に係る政府における国家戦略特別区域の選定のプロセスについては、平成三十年五月二十八日の参議院予算委員会において、安倍内閣総理大臣が「獣医学部新設については、柳瀬元秘書官が加計学園関係者と面会する一年前の七月の時点で新潟市から提案があり、既にこれをきっかけとして、ワーキンググループにおいて民間有識者により・・・検討が重ねられたと承知をしております。そうした中で、面会の半年以上前である同年九月の特区諮問会議では、民間有識者から獣医学部新設を含む二十三項目の優先事項、優先改革事項の御提言があり、私からこれらの早急な検討を指示・・・したところでありまして(中略)制度論先にありきであって、加計ありきということでは全くないということははっきりと申し上げておきたいと思います」及び「プロセスについて・・・言えば、まさに八田座長を始め民間有識者の皆さんは口をそろえて一点の曇りもないと述べられている」と答弁したとおりである。

六について

お尋ねについては、自由民主党総裁としての行為に関するものであり、政府としてお答えする立場にない。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

趣旨が明らかではない ×1

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

似た質問主意書

件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。

提出 2018年6月1日 初鹿 明博(立憲民主党・市民クラブ) 答弁 2018年6月12日
衆議院 第196回 第338号
提出 2018年5月28日 奥野 総一郎(国民民主党・無所属クラブ) 答弁 2018年6月5日
衆議院 第196回 第322号
提出 2018年5月29日 逢坂 誠二(立憲民主党・市民クラブ) 答弁 2018年6月8日
衆議院 第196回 第327号
提出 2018年6月4日 逢坂 誠二(立憲民主党・市民クラブ) 答弁 2018年6月12日
衆議院 第196回 第348号趣旨が明らかではない ×2
提出 2018年5月14日 初鹿 明博(立憲民主党・市民クラブ) 答弁 2018年5月22日
衆議院 第196回 第294号
提出 2017年6月1日 宮崎 岳志(民進党・無所属クラブ) 答弁 2017年6月9日
衆議院 第193回 第356号
提出 2018年5月23日 初鹿 明博(立憲民主党・市民クラブ) 答弁 2018年6月1日
衆議院 第196回 第315号

この論点で次の質問を書くなら

アシストで並べる