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関西電力役員に還流した三億二千万円の金品の原資に関する質問主意書

衆議院 第200回 第165号趣旨が明らかではない ×2

提出者
立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム
提出日
2019年12月4日
内閣転送 2019年12月9日
答弁書受領日
2019年12月17日
提出から13日
答弁の項目数
6
質問 1,172字/答弁 1,223字

質問本文

関西電力の岩根茂樹社長は、九月二十七日の会見で、自らを含む役員が森山栄治・高山町元助役から、二〇一八年までの七年間だけで三億二千万円の金品を受け取っていたことを明らかにした。

十月二日にも会見を行い、同者のウェブサイトには、「十月二日記者会見資料(調査報告書)」が掲載されている。

しかし、そのリンク先にある報告書の表紙を見ただけでは、タイトルが「報告書」とされ、「調査委員会」が二〇一八年九月十一日に出したものであること以外は何もわからない。別添の資料も黒塗りがほとんどで、肝心の事実は何も明らかにされないままである。

そこで以下質問する。

一 「報告書」は、「調査委員会」が、何を目的として、誰に報告したものであると、政府は解釈しているのか。

二 「報告書」には、吉田開発株式会社(以後、吉田開発)への国税当局の査察を端緒とし、関西電力幹部が森山栄治氏から金品を渡されていた事実が発覚したと書かれている。

経済産業省が、関西電力幹部が森山栄治氏から金品を渡されていた事実を知ったのはいつか、またこの報告書前に知らなかったとすれば、監督体制の不備であると考えるがいかがか。

三 「報告書」では、関西電力が吉田開発に直接発注した事業が二〇一四年九月一日から二〇一七年十二月三十一日までの約三年間に二十二件あることを明らかにしている。

関西電力が発注したこれら二十二事業については、経産省は、電気事業法に基づいて総括原価に含まれているかどうかを査定していると理解しているが、間違いはないか。

四 経産省は、総括原価に含まるかどうかの査定を、十億円以上のものについては比較的厳格に行っているとのことである。

「報告書」で明らかにされた関西電力から吉田開発への直接発注案件二十二件のうち、十億円以上のものが何件あるのかを尋ねたところ、「関西電力からの回答」として、「十億円以上の案件があるかないかだけの情報でも、当該法人の受注能力等が類推できるおそれがあり、公にすることは当該法人の権利、競争上の地位その他正当な利益を害するおそれがあることに加え、当社の今後の業務運営に影響を与えるおそれがあると考える」という理由で、明らかにできないと回答をもらった。

1 経産省は関西電力のこの説明と見解を同じくするのか。

2 関西電力の役員に還流した三億二千万円相当の金品は、総括原価として電気料金に盛り込まれているのではないかとの疑念が国民には湧いていることを認識しているか。

3 旧電気事業法第十九条および電気事業法附則第十六条に基づく総括原価、すなわち「料金が能率的な経営の下における適正な原価に適正な利潤を加えたものであること」について国民への説明責任を果たすため、この間、判明した事実、認識している事実について、明らかにすべきではないか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

お尋ねの「報告書」の一ページにおいて、調査の目的として、「吉田開発株式会社(以下、「吉田開発」という。)への国税当局の査察を端緒とし、当社幹部が森山栄治氏(以下、「森山氏」という。)から金品を渡されていた事実が発覚した。社外関係者からの良識の範囲を超える金品の受領は、不適切な行為と見られかねず、また金品の受領に関連して、不適切な情報提供、工事発注が行われていたとすれば会社に損害を与えたことになり看過できないことから、事実関係を調査し、原因を分析のうえ、再発防止を図ることを目的として調査を行うこととした」と記載されているものと承知している。また、関西電力株式会社(以下「関西電力」という。)は、当該報告書は岩根茂樹代表取締役社長の指示によって作成されたものであると説明している一方、その報告の相手方については明らかにしていないものと承知している。

二について

お尋ねの「経済産業省が、関西電力幹部が森山栄治氏から金品を渡されていた事実を知ったのはいつか」については、令和元年九月二十七日である。また、御指摘の「この報告書前に知らなかったとすれば、監督体制の不備である」の具体的に意味するところが必ずしも明らかではないが、同日まで、関西電力から経済産業省に対して報告がなかったことは深刻な問題であると認識している。

三について

平成二十四年の関西電力の供給約款変更認可申請による電気料金の値上げに際しては、電気事業法等の一部を改正する法律(平成二十六年法律第七十二号)第一条の規定による改正前の電気事業法(昭和三十九年法律第百七十号)の規定に基づき、料金が能率的な経営の下における適正な原価に適正な利潤を加えたものであること等を審査したが、関西電力の個別の工事に係る契約実績を審査することにはなっていないため、御指摘の「関西電力が発注したこれら二十二事業については、経産省は、電気事業法に基づいて総括原価に含まれているかどうかを査定している」ものではない。

四の1について

御指摘の「関西電力からの回答」は承知しているが、当該回答は関西電力の判断によってなされたものであるため、政府としてお答えする立場にない。

四の2について

御指摘の「疑念が国民には湧いていること」の具体的に意味するところが必ずしも明らかではないが、御指摘の「関西電力の役員に還流した三億二千万円相当の金品は、総括原価として電気料金に盛り込まれているのではないか」という趣旨の報道があることは承知している。

四の3について

関西電力の電気料金については、関西電力の個別の工事に係る契約は、関西電力の判断において処理されているものと承知しているが、いずれにしても、今回の事案については、現在、関西電力が令和元年十月九日に設置した第三者委員会において、事実関係の調査と原因究明が進められているものと承知しており、関西電力からの報告を踏まえ、厳正に対処してまいりたい。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

趣旨が明らかではない ×2

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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