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薪炭需給調節特別会計の赤字に関する質問主意書
衆議院 第6回 第39号
質問本文
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
薪炭需給調節特別会計の赤字に関する質問主意書
去る十月三十一日衆議院本会議において、薪炭需給調節特別会計の赤字問題に関して、本員が「本会計の赤字を、政府は歴代内閣の責任であるとして、自己の政治的責任を逃れんとしているではないか。」との質問に対し、総理大臣、官房長官、森農林大臣はいずれも「歴代内閣の中、片山内閣もまた、赤字の責任がある。」と答え、特に森農林大臣は「先程井上君は片山内閣のときは黒字が出たかのようにおつしやつていますが、断じて黒字は出ていません。十五年、十六年、十七年以来すべて赤字であります。片山内閣の時は、今の調査によりますと、六億八千二百四十九万五千円の赤字が出ております。二十三年の年度末の累計によりますと二十三億八千万円ということになつておるのであります。これは十五年以来の赤字の累積であります。なお、しつかりした数字は御手元に御まわし致していますが、今御話のような片山内閣時代には黒字であつたということは断じてありません。」と答弁しているが、本員が本会議で質問した片山内閣時代の昭和二十二年度末の決算は、会計検査院の報告に基くもので、当会計検査院の報告によると、二万二千円の黒字となつているが、政府はこの会計検査院の会計検査法に基く決算を承認できないのか。若し会計検査院の会計検査法に基く検査方法を否定し、ことさらに吉田内閣の薪炭行政の失敗による赤字を歴代内閣に転嫁しようとするならば、これは卑怯極わまる行為であつて、本員の承服できないところである。よつて政府は、次の件について明確に答弁せられたい。
一 政府は、会計検査法に基く決算を承認されるか。
一 会計検査法に基く決算と森農林大臣が発表した数字との相違は、いかなる法的根拠によるものか、政府は明確にされたい。
一 政府は、二十三年度の年度末赤字二十三億八千万円は昭和十五年以来の赤字の累積であると発表したが、いかなる方法によつて各年度の赤字を精算したかその精算の根拠を示されたい。
更に政府は、今日まで各年度ごとに国会の承認を得た十五年度より二十二年度に至る薪炭特別会計の決算書は僞裝であるのか。
右質問する。
政府答弁書
一 政府は会計検査院の決算はこれを承認する。
一 会計検査院法に基き会計検査院の審査した決算上の数字と森農林大臣の発表した数字との相違は次の如き根拠に基くものである。
即ち、決算上の数字は、薪炭需給調節特別会計令第十七條の規定に従つて、各年度に未実現收益を計上して算出したものであり、森農林大臣の示した数字は、一般企業会計の通則に従つて未実現收益を計上しないで算出したものである。
一 二十三年度末の赤字累計二十三億八千万円という数字も右と同様に一般企業会計の方式に従つて各年度それぞれ算出した結果の数字である。
各年度国会の承認を得た決算は、薪炭需給調節特別会計法に従つて行つたものであり、決して不当でもないし又僞裝でもない。
右答弁する。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。