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睡眠時無呼吸症候群に関する質問
参議院 第147回 第43号お答えすることは困難 ×1
質問本文
睡眠時無呼吸症候群に関する質問主意書
睡眠中に呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群という病気は、日本の中高年の男性の四%、女性の約一%とみられ、少なくとも日本には百万人の患者がいると考えられる。しかし、その大半の患者が未だ診断及び治療を受けられずにいる。
このような睡眠時無呼吸症候群は、日中の傾眠、起床時の頭痛、抑うつ感などを呈し、労働や学業に対する意欲を低下させ、学校では学業成績の低下、会社では集中力の減退、記憶障害、日常業務の遂行障害から生産性の低下をきたす。さらに、睡眠時無呼吸症候群は高血圧、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの内科的疾患を合併するため、睡眠時無呼吸症候群が診断、治療されないことにより、合併症治療のために、莫大な医療費が費やされている。このようなことから睡眠時無呼吸症候群は、医学的にも社会的にも大きな影響をもつ疾患であると考えている。
そこで、以下質問する。
一 厚生省は睡眠時無呼吸症候群の患者数・治療の現状をどの程度把握しているか。またこの疾患の社会的影響についてどのように認識しているか。
二 睡眠時無呼吸症候群を診断するために行われる睡眠ポリグラフィーの診療報酬は二二〇〇点、睡眠時無呼吸症候群に対する治療法である鼻CPAP診療に対する診療報酬は指導管理料及び機器加算を含めて一五五〇点と極めて低値であるため、この疾病を診断治療できる医療機関は、日本では二十前後と欧米に比し非常に少なく、多くの患者が治療を受けようとしても、現在の医療制度では、適切な診断治療が受けられない場合が多い。他の国と比較して、この診療報酬は妥当であると考えられるか。
三 今後政府はこの疾患の対策としてどのような施策を講じていくつもりか。
右質問する。
政府答弁書
一について
厚生省特定疾患調査研究事業により平成九年度に実施した「呼吸不全六疾患の全国疫学調査」によれば、睡眠時無呼吸症候群のうち重症型である肥満低換気症候群の全国推計患者数は百八十人であること及び肥満低換気症候群に認められる日中の過剰傾眠は患者の生活の質に直接的に影響し、交通事故や就労効率の低下をもたらすことが、同事業により呼吸不全調査研究班が平成八年度から平成十年度までの間に実施した研究の「総合研究報告」によれば、鼻CPAP療法(経鼻的持続陽圧呼吸療法)が肥満低換気症候群の症状の一つである肺胞低換気の是正等をもたらし、予後の改善に寄与している可能性が示唆されたこと等が報告されている。
睡眠時無呼吸症候群については、引き続き、呼吸不全調査研究班において、肥満低換気症候群を中心に、治療法の開発に関する研究等を進めてまいりたい。
二について
睡眠時無呼吸症候群に係る診療報酬点数は、限られた診療報酬改定の財源の中で、適宜引き上げてきている。具体的には、平成二年に千五百点で新設した終夜睡眠ポリグラフィーについては、数次にわたり引き上げ、平成十年から二千二百点としており、また、平成十年に千三百点で新設した在宅持続陽圧呼吸法指導管理料(経鼻的持続陽圧呼吸療法治療器を使用した場合)については、平成十二年の診療報酬改定において千五百五十点に引き上げたところである。なお、我が国と諸外国とでは医療費支払いの仕組みが異なるため、これらの診療行為に係る診療報酬点数等を比較することは困難である。
三について
睡眠時無呼吸症候群については、今後とも診断及び治療に関する研究を進めるとともに、その診療行為に係る診療報酬上の評価については、中央社会保険医療協議会の審議も踏まえ、適切に対処してまいりたい。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。