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名目金利と名目成長率との関係についての政府の見解に関する質問主意書
参議院 第161回 第17号
質問本文
竹中平蔵経済財政政策担当大臣は、平成十六年二月十日の衆議院予算委員会において、岡田克也衆議院議員の質問に対し、「名目金利と名目成長率の関係について、名目金利の方が高いというふうにおっしゃいましたが、これはちょっと違うと思います。もしも名目金利の方が高いような状況が出現すれば、恐らくどこの国の経済も財政も破綻的な状況になると思います。歴史的に見て、名目成長率と名目金利を比べると、名目金利の方が名目成長率より低い。であるからこそ、基礎的収支を均衡させることによって長期的に財政を安定させることができる。これは、非常に幅広く世界の専門家の間に共有されている考え方であろうかと思います。」と答弁している。これについて、次のとおり質問する。
一 竹中大臣の答弁は、すべての部分について政府の公式見解と考えてよいか。
二 現在内閣府で作業中の経済財政モデルの試算においても、右の考え方を踏襲して作業を行っていると考えてよいか。
右質問する。
政府答弁書
一について
名目長期金利と名目経済成長率の関係については、名目長期金利の方が常に名目経済成長率を上回るとは言えないと考える。我が国の状況を国際通貨基金の国際金融統計において両者の比較が可能な千九百六十六年から二千三年までの平均でみると、名目長期金利の方が名目経済成長率を下回っている。
名目長期金利が名目経済成長率を上回る状況においては、基礎的財政収支の赤字が持続すれば、公債等残高の名目国内総生産に対する比率が増加し続けるという意味において、いずれの国においても財政は破たんすると考えられる。また、名目長期金利が名目経済成長率を下回る状況においては、基礎的財政収支を均衡させることによって、公債等残高の名目国内総生産に対する比率の増加を防ぐことができるという意味において、財政を安定させることができると考えられる。これは、幅広く世界の専門家の間で共有されている考え方である。
御指摘の答弁は、このような趣旨を述べたものである。
二について
経済財政諮問会議における「構造改革と経済財政の中期展望―二○○四年度改定」の審議のための参考試算を行うに当たっては、一についてで述べた考え方を踏まえているところであるが、参考試算で示される名目長期金利と名目経済成長率は、いずれも経済財政モデルによる計算の結果として導かれる数値であり、両者の大小関係については、その時々の状況によって変わり得るものである。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。