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国連人権委員会におけるキューバ人権非難決議等に関する質問主意書
参議院 第162回 第13号
質問本文
四月十四日、ジュネーブで開会中の国連人権委員会において、米国が提案し、日本や欧州連合などが共同提案国になったキューバ人権非難決議が、賛成二十一、反対十七、棄権十五で可決、採択された。同委員会では、キューバからも決議案が提出され、さらにネオナチズム・ネオファシズムに反対する決議も採択された。
そこで、以下質問する。
一、日本は今年もまた、キューバ人権非難決議の共同提案国になり、採決の場でも賛成した。その理由は何か。
二、米国については、キューバ国内に持つグアンタナモ海軍基地や、イラクのアブグレイブ刑務所などで、拘束者に対する人権侵害を行った事実が証明されている。また近年、アフガニスタンやイラクで戦争を行い、爆撃などによる攻撃時に罪もない一般市民多数を巻き添えにして殺傷した。このような米国に、キューバの人権を非難する決議案を提出する道義的資格があると考えるか。
三、キューバは同日、国連人権委員会に、グアンタナモ基地内の収容所における拘束者の人権状況を公正に調査する権限を第三者機関に認めるべきだとする決議案を提出した。日本は、この決議案にどう対応するか。対応の理由も併せて示されたい。
四、同日、ロシアなどが同委員会に提案したネオナチズム・ネオファシズム、人種差別などを非難する決議は圧倒的多数で可決、採択されたが、日本は米国、オーストラリア、カナダとともに棄権した。賛成せずに棄権した理由は何か。
右質問する。
政府答弁書
一について
本年の国際連合人権委員会(以下「人権委員会」という。)においてアメリカ合衆国が提出した「キューバにおける人権状況」に関する決議案については、我が国は、キューバに対して、国際社会と協力しつつ人権状況を改善するよう促すとの立場から、欧州諸国、オーストラリア、カナダ等とともに共同提案国となり、採決に際しては賛成したものである。
二について
アメリカ合衆国は、人権委員会における手続に従い、特定国の人権状況を審議するために設けられた「世界各地における人権及び基本的自由の侵害の問題」という議題の下で、他の共同提案国とともに本件決議案を提出したものであり、そのことに特段の問題があったとは考えていない。
三について
本年の人権委員会においてキューバが提出した「グアンタナモ米国海軍基地における被抑留者の問題」に関する決議案については、人権委員会における特定国の人権状況に関する決議案は、通常は当該特定国の全般的な人権状況を取り扱うものであるとの従来の慣行に沿うものではないと考えられることを踏まえ、反対した。
四について
本年の人権委員会に提出された「現代的形態の人種主義、人種差別、外国人排斥及び関連する不寛容の助長に資する許容すべきでない特定の慣習」に関する決議案については、我が国としては、同決議案の基本的な考え方にはおおむね賛同できるものの、同決議案の内容の一部について、表現の自由等との関係で問題の生じるおそれが否定できないことを踏まえ、棄権したものである。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。