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住宅ローンの不良債権化に関する質問主意書

参議院 第162回 第51号

提出者
参議院
提出日
2005年8月8日
内閣転送 2005年8月8日
答弁書受領日
2005年8月12日
提出から4日
答弁の項目数
5
質問 649字/答弁 1,297字

質問本文

住宅ローンは我が国の多くの国民が関与するローンであるが、今後金利が上昇した場合、住宅ローンが不良債権化し、そのことが銀行破綻といった大きな社会問題を引き起こす可能性を持っている。

そこで、以下のとおり質問する。

一 過去十年間、住宅ローン残高はどのように推移してきたのか。融資を行った公的機関の組織別及び民間金融機関等の区分(都市銀行、地方銀行、第二地方銀行等)別に、それぞれ変動金利型及び固定金利型の種類別(固定金利型については固定期間別)に分けて、件数及び金額を示されたい。

二 今後、金利が上昇した場合に、一で示した住宅ローンの利息支払額の上昇分をどのように予測しているのか。また、その場合の住宅ローンの不良債権化について、当局はどのように予測し、かつ懸念を有しているか否か。さらに、住宅ローンが不良債権化した場合の銀行等の体力について、当局はどのように予測し、かつ懸念を有しているか否か。一で示した区分ごとに金利上昇一%刻みで示されたい。

三 住宅金融公庫の独立行政法人化により、新たに設立される法人に対する財政的下支えについて、これまでの住宅金融公庫へのものと比較してどのような影響を及ぼすと考えているか示されたい。

四 仮に、一から三までの質問に対して、政府として定量的な予測を持っていない場合、その理由を示されたい。

五 住宅ローンの不良債権化、それによって引き起こされる金融不安は避けなければならないと考えるが、この点について政府の見解と具体的対策について示されたい。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一について

日本銀行の「金融経済統計月報」によると、国内の金融機関における個人向け住宅ローン残高は、平成五年度末においては約百十五兆円であったが、平成十五年度末においては約百七十四兆円に増加している。お尋ねの「融資を行った公的機関の組織別及び民間金融機関等の区分(都市銀行、地方銀行、第二地方銀行等)別に、それぞれ変動金利型及び固定金利型の種類別(固定金利型については固定期間別)に分け」た件数及び金額は示されていないが、住宅金融公庫(以下「公庫」という。)における平成十五年度末の個人向け住宅ローンの件数及び残高は、それぞれ約四百二十八万件、約五十三兆円であり、すべてが全期間固定金利型である。

なお、国土交通省が行った「平成十六年度民間住宅ローンの実態に関する調査」によると、回答のあった約三百の民間金融機関における平成十五年度末の個人向け住宅ローンの件数及び残高は、それぞれ変動金利型が約百五十六万件、約十八兆円、固定金利期間選択型が約百六十九万件、約二十六兆円、全期間固定金利型が約十八万件、約二兆円となっている。

二について

お尋ねの金利が上昇した場合の民間金融機関における変動金利型の住宅ローンの利息支払額の上昇分、住宅ローンの不良債権化及び住宅ローンが不良債権化した場合の銀行等の体力について定量的な予測はしておらず、また、現時点において懸念を有していない。

三について

独立行政法人住宅金融支援機構法(平成十七年法律第八十二号)に基づき、公庫は平成十九年四月一日に解散し、新たに民間金融機関の支援及び補完を行う独立行政法人住宅金融支援機構(以下「機構」という。)を設立することとしている。

公庫に対しては、昭和四十年度以降、公庫の業務実施に伴い生じる調達金利と貸付金利の金利差等の経費を補填するための補給金の交付を行ってきたところであるが、機構に対しては、公庫が平成十六年度末までに住宅ローンの申込みを受理した既往の貸付債権の管理及び回収に係るものを除き、補給金を交付しないこととしている。また、当該既往の貸付債権の管理及び回収については、これを経理する特別の勘定を設けた上で、事業の抜本的見直し及び業務運営の効率化等の最大限の自助努力を前提として財政融資資金の繰上償還を行うことにより、必要となる補給金の金額を圧縮し、平成二十三年度までに補給金に依存する財務構造から転換することとしている。

四について

二についてで述べたように定量的な予測はしていないところ、民間金融機関は住宅ローンを含め様々な資産・負債項目を有しており、それらを含めてリスク管理を行っているものと考えている。政府としては、検査・監督を通じ、民間金融機関の財務の健全性を検証しているところである。

五について

住宅ローンに限らず、民間金融機関が有する債権が不良債権化することにより、民間金融機関の経営に悪影響が生じ、ひいては金融不安が発生するような事態は厳に避けるべきであると考えており、そのため、法令にのっとった厳正な検査・監督を通じ、民間金融機関の業務の健全かつ適切な運営の確保に努めているところである。

参議院の原文

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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。

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