Kurage 質問主意書アシスト

ことばで探す › 参議院 第171回

食中毒事件としての水俣病における政府の対応に関する再質問主意書

参議院 第171回 第56号

提出者
参議院
提出日
2009年2月23日
内閣転送 2009年2月25日
答弁書受領日
2009年3月3日
提出から8日
答弁の項目数
3
質問 1,356字/答弁 367字

質問本文

水俣病が食中毒事件としてどのように対処されたのか、事実関係及び法解釈を明確にするために、平成二十一年一月十九日に質問主意書(第一七一回国会質問第一〇号)を提出したところ、同月二十七日に質問主意書に対する答弁書(内閣参質一七一第一〇号。以下、「答弁書」という。)を受領したが、いまだ事実関係が明確ではないので、以下のとおり再度質問する。

一 政府は、水俣病事件について、食中毒事件と認識した時期は昭和三十四年十一月十二日としている。しかし、厚生省公衆衛生局環境衛生部食品衛生課編の「昭和三十一年全国食中毒事件録」によれば、「水俣病」は、「発生年月日 昭和二十八年十二月~昭和三十一年十二月」と記述している。この点については、答弁書で、「記述されている事件のすべてについて、その記述の時点において食中毒事件であると認識していたわけではなく、水俣病については、当該刊行物中の都道府県別食中毒一覧に収載していないことから明らかなように、昭和三十一年十二月の時点において食中毒事件であると認識していたわけではない。」と答弁している。

しかし、当該刊行物の名称は「全国食中毒事件録」とされているので、当該刊行物に収載されているものはすべて食中毒事件との認識で収録しているのが当然ではないか。もし、仮に、「全国食中毒事件録」としておきながら食中毒事件以外の事件をも収載しているとすれば、その収載の判断基準を明らかにされたい。

また、食中毒事件以外の事件でありながら当該刊行物に収載している事件が水俣病以外にもあるとすれば、その事件を摘示されたい。

二 当該刊行物で、水俣病事件は第三篇「主要食中毒事件の概要」に収載されている。となると、政府の認識としては、当該刊行物の第一篇「都道府縣指定都市別食中毒一覧」に収載されている事件はすべて食中毒事件であるが、第三篇「主要食中毒事件の概要」に収載されていても、この第三篇には食中毒事件ではないものも収載されているということになるが、おかしくはないか。第三篇「主要食中毒事件の概要」に収載されている事件は、食中毒事件の中でも重要と思われる事件を収載しているのではないか。

三 当該刊行物の「緒言」に、「第一篇において昭和三十一年分に発生した食中毒の都道府県指定都市別一覧表をのせ」とあるとおり、当該刊行物は、あくまで昭和三十一年に発生した食中毒事件を収載しているのではないか。同「緒言」にもあるように、「昭和二十八年から昭和三十一年にわたって熊本県水俣地方で」発生した水俣病は、要するに複数年にわたる食中毒事件であるため、第一篇「都道府縣指定都市別食中毒一覧」の収載から除外していたのではないか。

四 当該刊行物の「序文」には、昭和三十三年三月付で「厚生省公衆衛生局長」名の記載があり、また「緒言」には同月付で「厚生省公衆衛生局環境衛生部食品衛生課長」名の記載がある。加えて、この「緒言」の中ではわざわざ「化学物質による食中毒についても注意を払いたい。(中略)昭和二十八年から昭和三十一年にわたって熊本県水俣地方では所謂『奇病』が発生した。」とまで述べている。このことからすれば、どんなに遅くとも昭和三十三年三月時点で、水俣病は食中毒事件という認識があったのではないか。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一及び二について

御指摘の「全国食中毒事件録」の第三編においては、主要な食中毒事件のほか、食中毒事件でない事件であっても、飲食に起因する衛生上の危害の発生の防止に関して重要な参考資料となるもの(以下「参考事件」という。)についても収載することとしていたものであり、そのような事件としては、水俣病以外にも、「昭和三十二年全国食中毒事件録」に収載した四エチル鉛に関する事件がある。

三について

水俣病を「昭和三十一年全国食中毒事件録」の第一編に収載しなかったのは、御指摘のような理由によるものではなく、その記述の時点において食中毒事件であると認識していなかったからである。

四について

御指摘の「緒言」は、食中毒事件だけでなく、参考事件についても注意喚起する趣旨で記載したものであり、御指摘の時点で御指摘のような認識があったわけではない。

参議院の原文

似た質問主意書

件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。

提出 2009年1月19日 松野 信夫 答弁 2009年1月27日
参議院 第171回 第10号
提出 2008年12月9日 松野 信夫 答弁 2008年12月19日
参議院 第170回 第125号
提出 2008年11月19日 松野 信夫 答弁 2008年12月2日
参議院 第170回 第93号
提出 2009年6月22日 松野 信夫 答弁 2009年6月30日
参議院 第171回 第216号お答えすることは困難 ×1
提出 1975年11月15日 内田 善利 答弁 1975年11月28日
参議院 第76回 第24号お答えすることは困難 ×1
提出 1974年5月25日 内田 善利 答弁 1974年6月4日
参議院 第72回 第16号お答えすることは困難 ×1
提出 2007年11月1日 松野信夫 答弁 2007年11月9日
参議院 第168回 第45号検討してまいりたい ×1

件名の語が重なる質問主意書

提出 2021年12月10日 緑川 貴士(立憲民主党・無所属) 答弁 2021年12月21日
衆議院 第207回 第13号趣旨が明らかではない ×1
提出 2006年4月3日 赤嶺 政賢(日本共産党) 答弁 2006年4月11日
衆議院 第164回 第199号お答えすることは困難 ×2

この論点で次の質問を書くなら

アシストで並べる