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危機管理体制における副大臣等の役割に関する質問主意書
参議院 第176回 第165号
質問本文
菅総理大臣は、十一月二十八日から十二月一日まで行われた米韓合同軍事演習に伴う不測の事態に備えるため、全閣僚に対し演習開始前日の十一月二十七日から十二月一日まで都内に待機し、官房長官の指示があれば一時間以内に担当省庁に登庁するよう指示したとされている。
民主党政権では政務三役が一体のチームとして政治主導で省庁を取り仕切ることを標榜しており、このような危機管理体制の中で大臣以外の副大臣、大臣政務官等の果たす役割も重要であると考える。現に古川官房副長官は十一月二十五日の副大臣会議で政務三役一体となり事務方と連携をとってあらゆる事態に対応できる態勢をとるよう指示しているところである。
よって以下の質問をする。
一 菅総理大臣の全大臣に対する指示は遵守されたのか。演習初日の十一月二十八日の全大臣の在京状況について全て明らかにされたい。
二 十一月二十八日に在京していなかった大臣の在京していなかった理由、所在場所について、具体的に明らかにされたい。
三 危機管理体制の中で副大臣、官房副長官、大臣政務官、内閣総理大臣補佐官の果たす役割について内閣の見解を明確に示されたい。
四 今回の米韓合同軍事演習に伴う不測の事態に備えて、内閣として、副大臣、官房副長官、大臣政務官、内閣総理大臣補佐官に対してどのような指示を行ったのか。
五 演習初日の十一月二十八日の副大臣、官房副長官、大臣政務官、内閣総理大臣補佐官の在京状況について全て明らかにされたい。
六 十一月二十八日に在京していなかった副大臣、官房副長官、大臣政務官、内閣総理大臣補佐官に関し、在京していなかった理由、所在場所について具体的に明らかにされたい。
右質問する。
政府答弁書
一及び二について
菅内閣総理大臣は本年十一月二十六日の閣僚懇談会において、全閣僚に対し、①同月二十七日から米韓合同軍事演習が終わる同年十二月一日までの間、閣僚は原則として在京すること、②万一緊急事態が発生し、内閣官房長官より指示があった場合、全閣僚は一時間以内に所属省庁に参集すること、及び③やむを得ず閣僚が在京できない場合は、副大臣又は大臣政務官が必ず在京することの三点を指示したところであり、この指示は、遵守されたところである。
また、本年十一月二十八日においては、野田財務大臣は、政務のため夕方から岐阜県に、海江田国務大臣は、政務のため午後から兵庫県にいたが、いずれも当日中に帰京したところであり、それ以外の閣僚は東京都にいた。なお、同日、野田財務大臣及び海江田国務大臣が東京都を離れていた間は、それぞれ、五十嵐財務副大臣及び和田内閣府大臣政務官が東京都にいた。
三について
副大臣は、内閣府設置法(平成十一年法律第八十九号)第十三条第二項及び国家行政組織法(昭和二十三年法律第百二十号)第十六条第三項の規定により、大臣の命を受け、政策及び企画をつかさどること等とされ、また、大臣政務官は、内閣府設置法第十四条第二項及び国家行政組織法第十七条第三項の規定により、大臣を助け、特定の政策及び企画に参画すること等とされており、緊急事態に際しても、これらにのっとり対応することとしている。
内閣官房副長官は、「緊急事態に対する政府の初動対処体制について」(平成十五年十一月二十一日閣議決定)により、緊急事態に際し、内閣官房長官を補佐し、事態に応じ政府の対応に関して総合調整を行うこととされている。
また、「緊急事態発生時における閣僚の参集等の対応について」(平成十五年十一月二十一日閣議了解)においては、「各閣僚が東京を離れる場合には、あらかじめ副大臣(内閣官房副長官を含む。)又は大臣政務官が代理で対応できるよう、各省庁等において調整しておく。」とされている。
なお、内閣総理大臣補佐官は、内閣法(昭和二十二年法律第五号)第十九条第二項の規定により、内閣の重要政策に関し、内閣総理大臣に進言し、及び内閣総理大臣の命を受けて、内閣総理大臣に意見を具申することとされているが、現在任命されている内閣総理大臣補佐官は、農山漁村地域活性化、国家戦略、行政刷新及び広報を担当しており、危機管理を直接担当する内閣総理大臣補佐官はいない。
四について
一及び二についてで述べた菅内閣総理大臣の指示については、各大臣から、内閣官房副長官、副大臣及び大臣政務官に対し周知徹底を行ったところである。なお、内閣総理大臣補佐官は当該指示に基づく措置の対象者ではない。
五及び六について
一及び二についてで述べたとおり、本年十一月二十八日においては、野田財務大臣及び海江田国務大臣が東京都を離れていた間は、それぞれ、五十嵐財務副大臣及び和田内閣府大臣政務官が東京都にいたが、それ以外の内閣官房副長官、副大臣、大臣政務官及び内閣総理大臣補佐官は、必ずしも在京することは求められていなかったものである。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。