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キャンプ富士等へのオスプレイ配備・訓練に関する質問主意書
参議院 第183回 第53号趣旨が明らかではない ×1承知していない ×3
質問本文
オスプレイは最悪の欠陥機であり、墜落と爆音被害を拡大する危険をもつ航空機であり、この配備と訓練に懸念と不安の声が広がっている。在日米軍司令部は二月二十八日、海兵隊輸送機オスプレイの訓練を本州で初めて実施することを明らかにし、三月六日から米軍岩国基地を拠点に開始すると発表し、上空にオレンジルートが設定されている四国各地で訓練飛行が行われた。この訓練については、低空訓練はもとより、夜間訓練、兵員・物資の輸送訓練を行うとも説明されている。全国で配備への反対や訓練への不安の広がりがあるにもかかわらず、訓練を強行した米軍とこれを許している日本政府の対応は主権者たる国民の声をないがしろにするものであり、許されるものではない。
在日米軍が発表した「MV-22の普天間飛行場配備及び日本での運用に関する環境レビュー最終版」(以下「環境レビュー」という。)は、オスプレイの分遣隊を岩国基地とともに、キャンプ富士に派遣することを明らかにしている。そこで以下、キャンプ富士等でのオスプレイの運用について質問するので、政府の見解又は政府の承知しているところを示されたい。
一 キャンプ富士でのオスプレイの訓練について
環境レビューは、キャンプ富士におけるオスプレイの運用について、分遣隊は年間約五百回、活動全体では、十パーセント増と明記している。また、在日米軍は、低空訓練、夜間訓練、兵員・物資の輸送訓練を行うと発表している。
1 キャンプ富士への分遣隊配備について、環境レビューが「活動全体は十パーセント増」としていることについて、「使用協定運用委員会拡大会議」が具体的運用を質問したのに対し、防衛省は「一定の想定に過ぎない」と回答している。「一定の想定」とはどういうものか。
2 キャンプ富士でのオスプレイの運用は、滑走路を着陸帯とした訓練に限定されるのか。それとも東富士演習場を使用しての訓練も行うのか。
3 環境レビューは、夜十時までの訓練に言及しているが、このような夜間訓練を実施するのか。
4 キャンプ富士でのオスプレイ訓練に当たっては、航空機の進入出路が爆音被害にとってきわめて重要となる。防衛省は、使用協定で特定しているジェット機の進入出路はオスプレイに適用しないとしている。では、オスプレイの進入出路は新たに設定するのか。ヘリ・モードと航空機モードというモード別の進入出路を設定するのか。ヘリ・モードで進入出する場合、防衛省の発行する自衛隊の航空路図誌において示される既存の進入出路を使用するのか。また、オスプレイの進入出路については、地元の関係者の同意が必要ではないのか、政府の見解を明らかにされたい。
5 防衛省は地元からの質問に対し、「キャンプ富士は、現在、航空機の整備・補給機能を有しておらず、また、かかる機能を保有する具体的な計画もない」と回答しているが、キャンプ富士での訓練に当たっての「整備・補給」はどこの基地で行うのか。
6 キャンプ富士の使用に当たっては、地元との使用協定など厳格な手続きが必要となっている。その際、地元の同意なしにオスプレイの使用や訓練をすることはないと思うが、政府の見解を明らかにされたい。
二 米軍厚木基地へのオスプレイ配備について
野田前内閣の神風防衛大臣政務官(当時)は、二〇一二年七月二十四日の衆議院総務委員会において、塩川鉄也衆議院議員の「オスプレーの部隊が他の米軍施設に飛行することもあり得るとしているその他の米軍施設には、防衛省側が説明を行った三沢基地、横田基地、厚木基地も含まれているということでよろしいですか」との質問に対し、「そういう御理解でよろしいかと思います」と答弁した。また森本防衛大臣(当時)は十一月六日の記者会見で、環境レビューが岩国基地やキャンプ富士をあげたのは例示にすぎず、「その他の米軍基地を使って、例えばターン・アラウンドといいますか、そこで一旦降りて補給をして、訓練ルートで訓練するということが大いにあり得る」と述べた。
1 キャンプ富士への分遣隊派遣や運用が行われる場合、厚木基地はどの程度使用されるのか。
2 厚木基地は、キャンプ富士と違って、「整備・補給」機能を有しており、キャンプ富士での運用の際にそれらを利用することはあるのか。
三 その他の米軍基地の使用について
在日米軍はオスプレイの本土訓練において、全国七つのルートを使用するとしている。これらはすでに、米軍機の低空飛行訓練ルートとしても使用されている。
1 関東地域には、米軍横田基地のC130輸送機の編隊低空訓練ルートが存在することが米軍の説明で明らかとなっている。日本グライダークラブの資料は、米軍横田基地からの情報として、「米軍横田基地所属のC130戦術輸送機(四発のターボプロップ機)の編隊飛行ルートが、ミカモ山から佐野市北付近に設定され、五百フィートから五千フィートの低空で飛行するのでニアミスの危険がある」と指摘している。政府は、このようなルートが首都圏上空にあることを確認しているか。
2 日本航空機操縦士協会発行の広報誌「PILOT」は、米軍横田基地と関係団体で構成する「空中衝突防止会議」について紹介しているが、この会議はいかなるものであるか。その目的、設置の経緯、開催状況、政府関係機関の関与の有無について、政府の承知するところを明らかにされたい。
3 前記三の2の広報誌は「空中衝突防止会議」の情報として、C130の編隊飛行ルートが、群馬、栃木、茨城、埼玉、神奈川、静岡、山梨、長野にまたがって設定されていることを明らかにしているが、政府はこれを確認しているか。また、オスプレイが訓練でこうした飛行ルートを使用することはあり得るのか。
4 これらのルート上には、厚木基地や横田基地があるが、厚木基地とともに、横田基地の使用はあり得るのか。
右質問する。
政府答弁書
一の1について
米海兵隊が実施した垂直離着陸機MV二二オスプレイ(以下「MV二二」という。)の配備に係る環境レビューには、「MV―22分遣隊展開は、・・・キャンプ富士での全活動を10%増加させる」との記述があるが、これは、MV二二の実際の運用について説明したものではなく、当該記述の前に述べられている一か月当たり「計約42回の運用を見込」むという想定の結果であると承知しており、お尋ねの「一定の想定」とは、この旨を述べたものである。
一の2から6まで、二及び三の4について
米側から、MV二二は、MV二二が配備されている普天間飛行場以外の在日米軍の施設及び区域にも訓練等のため飛来するとの説明は受けているが、MV二二による訓練等の詳細については、米軍の運用に関することであり、政府として承知していない。いずれにせよ、政府としては、米側から情報を得た場合には、地元の皆様の御理解が得られるよう、丁寧に誠意をもって説明していく考えである。
三の1について
米軍は、飛行訓練の目的達成、飛行の安全確保、住民への影響抑制等の必要性を安定的に満たすとの観点から、一定の飛行経路を念頭に置いて飛行することがあること、及び最大限の安全を確保するため飛行訓練を実施する区域を継続的に見直していることは承知しているが、具体的にどのような経路を飛行しているのか等の詳細については、政府として確認しておらず、承知していない。
三の2について
お尋ねの関東航空機空中衝突防止対策会議は、横田飛行場に所在する米軍の第三七四空輸航空団が、航空機の空中衝突事故防止対策について日本の民間航空機操縦士等と対話する機会を設ける等の趣旨で開催しているものと承知しており、これまで、第一回会議が平成二十二年一月十日に、第二回会議が同年三月二十日に、第三回会議が平成二十三年九月二十四日にいずれも同飛行場において開催されたと承知している。お尋ねの「政府関係機関の関与」の意味するところが必ずしも明らかではないが、平成二十三年九月二十四日の第三回会議には防衛省陸上自衛隊東部方面航空隊及び航空自衛隊入間管制隊からその隊員が参加したことをこれまでに確認している。
三の3について
政府としては、日本航空機操縦士協会発行の機関誌「PILOT」にC一三〇の編隊飛行に関する記載があることは承知している。
米軍の飛行ルートについては、米軍は、飛行訓練の目的達成、飛行の安全確保、住民への影響抑制等の必要性を安定的に満たすとの観点から、一定の飛行経路を念頭に置いて飛行することがあること、及び最大限の安全を確保するため飛行訓練を実施する区域を継続的に見直していることは承知しているが、具体的にどのような経路を飛行しているのか等の詳細については、政府として承知していない。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。