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墓参訪朝に関する再質問主意書
参議院 第186回 第109号お答えすることは困難 ×1
質問本文
先般提出した「墓参訪朝に関する質問主意書」(第百八十六回国会質問第九三号。以下「質問主意書」という。)に対する答弁書(内閣参質一八六第九三号)を受けて、以下再度質問する。
一 質問主意書の質問一に対し、答弁書では「民間が独自に行う北朝鮮への墓参に関し、政府として財政的支援を講ずることは考えていない」とあるが、北朝鮮領内に残る二万柱余りの日本人の遺骨は、日本政府の植民地政策によって移住した人や、シベリア抑留後に現在の北朝鮮地域に連行された旧日本軍兵士など、政府の方針に従った結果、同地で亡くなった方々である。過去の政策によって生き別れた遺族が墓参するに当たって、その公的手段がない中で、民間有志が手弁当で遺族のために実施している墓参訪朝に対し「財政的支援を考えていない」と一刀両断するのは基本的人権を尊重する観点からも問題があるのではないか。公的手段で墓参訪朝できるよう手配し、それが難しいのであれば往復にかかる経費だけでも支援するべきであると考えるが、政府の見解を明らかにされたい。
二 質問主意書の質問二に対し、答弁書では「北朝鮮に残された日本人の遺骨の問題については、引き続き、関係する行政機関が連携して適切に対応してまいりたいと考えている」とある。関係するどの行政機関が、どのように連携し、どのように対応してきたのか明らかにされたい。また、今後、対応する行政機関が、どのように連携、対応するのか、その中身を具体的に示されたい。
三 朝鮮戦争時の米国兵士の遺骨帰還のために、米国政府が遺骨の数に応じて金銭を支払ったとの情報について、政府の承知するところを明らかにされたい。また、日本人の遺骨帰還のために、北朝鮮が遺骨の数に応じて金銭を要求することが過去にあったのか、明らかにされたい。
四 厚生労働省によると、旧日本軍の軍人・軍属で本籍地が北朝鮮である遺骨が、東京都目黒区の祐天寺に四百二十五柱眠る。人道的観点から、帰還先が分かる遺骨については、北朝鮮に眠る日本人の遺骨と相互に帰還できるよう外交ルートを通じて働きかけるべきであると考えるが、政府の見解を示されたい。
右質問する。
政府答弁書
一について
御指摘の答弁は、現在の状況を踏まえて行ったものであり、御指摘のような支援を行うことは、現状においては困難である。
二について
北朝鮮に残された日本人の遺骨の問題については、政府として必要な情報収集を行ってきたほか、日朝政府間協議において本件を取り上げる等の取組を適切に行ってきているところであり、引き続き、こうした取組を続けていく考えである。
三について
お尋ねの「米国政府が遺骨の数に応じて金銭を支払ったとの情報」の意味するところが必ずしも明らかでないが、北朝鮮は平成八年から平成十七年までの間に米国と共同で米兵の遺骨捜索事業を行ったと承知している。また、北朝鮮が日本人の遺骨の返還のために金銭を要求した事実はないと承知している。
四について
政府としては、朝鮮半島出身者の遺骨の返還について、人道的観点から可能な限り対応していく考えであるが、お尋ねの北朝鮮への遺骨の返還については、将来、適切な時期に所要の調整等を行う考えである。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。