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学校現場における毛髪の染色指導に関する質問主意書

参議院 第195回 第10号お答えすることは困難 ×1趣旨が明らかではない ×2承知していない ×1

提出者
参議院
提出日
2017年11月6日
内閣転送 2017年11月8日
答弁書受領日
2017年11月14日
提出から8日
答弁の項目数
4
質問 902字/答弁 575字

質問本文

大阪府の府立高校において、生まれつき毛髪が茶色い生徒に対して黒く染色するよう強要がなされ、肉体的、精神的苦痛を受けた当該生徒が、大阪府を提訴した事案があった(以下「本件事案」という。)。これに関連して、以下、質問する。

一 政府は初・中等教育の学校現場において、生まれつき黒くない毛髪を黒く染色させる指導がなされている事実を把握しているか。

二 人種や出自に基づく差別的取り扱いは憲法で定める基本的人権の侵害にあたる。学校現場において生来の身体的特徴を否定し、これを矯正させるがごとき指導をすることもまた人権を侵害する行為であるとの指摘があるが、政府の見解を明らかにされたい。仮にかかる指導が許容される場合があるとすれば、その理由及び条件を明確に説明されたい。

三 一部の学校では生徒に「地毛登録」をさせることがあると聞く。生徒の人権を守るためとの説明もあるものの、これ自体、人権侵害にあたりかねないとの指摘もあるが、政府の見解を説明されたい。人権侵害にあたらないとするのであれば、その理由及び条件を明確に説明されたい。

四 報道によれば、本件事案において、府立高校側は提訴した側の代理人弁護士に対し「たとえ金髪の外国人留学生でも規則で黒染めさせることになる」と説明したという。かかる規則あるいは校則を設け、そのような指導をすることは、本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律第二条にいう「本邦外出身者に対する不当な差別的言動」にあたるおそれはないか。また、「本邦外出身者に対する不当な差別的言動」にあたらない場合があるとすれば、その理由及び条件を説明されたい。

五 政府は日本社会の多様性を重視し、「共生社会」の実現に向けて努力していると承知している。文部科学省は日本社会の多様性を前提とし、「共生社会」の実現に資する人材を育成するための教育を行うよう指導しているか。また、文部科学省は、人種や出自、遺伝的理由等によって他者と異なる身体的特徴を有する生徒らを、学校現場の多様性に資するとして歓迎するのか、あるいは、同化又は排除を迫るのか、見解を示されたい。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一について

お尋ねの「初・中等教育の学校現場において、生まれつき黒くない毛髪を黒く染色させる指導がなされている事実」は把握していない。

二及び三について

お尋ねの「学校現場において生来の身体的特徴を否定し、これを矯正させるがごとき指導」及び「生徒に「地毛登録」をさせること」の意味するところが必ずしも明らかではないため、お答えすることは困難であるが、生徒指導は、一人一人の児童生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら、社会的資質や行動力を高めることを目指して行われるべきものであると考えている。

四について

お尋ねは、現在、訴訟係属中の事案に関わる事柄であり、お答えすることは差し控えたい。

五について

お尋ねの「学校現場の多様性に資するとして歓迎するのか、あるいは、同化又は排除を迫るのか」の意味するところが必ずしも明らかではないが、政府としては、人権教育及び人権啓発の推進に関する法律(平成十二年法律第百四十七号)第七条の規定に基づき「人権教育・啓発に関する基本計画」(平成十四年三月十五日閣議決定)を策定し、全ての人々の人権が尊重され相互に共存し得る平和で豊かな社会を実現するため、人権教育・啓発に関する取組を総合的かつ計画的に推進しているところであり、文部科学省においては、人権教育の指導方法に関するモデル事業及び調査研究等を実施している。

参議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

お答えすることは困難 ×1趣旨が明らかではない ×2承知していない ×1

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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