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黒星病に関する質問主意書

参議院 第196回 第220号

提出者
参議院
提出日
2018年7月20日
内閣転送 2018年7月20日
答弁書受領日
2018年7月31日
提出から11日
答弁の項目数
4
質問 525字/答弁 665字

質問本文

バラ科の植物に見られる黒星病は、葉に、淡褐色から紫黒色状の小さなしみ状の斑点が現れ、果実にも感染する病気で、被害がひどい場合は、果実が商品として出荷できなくなる。近年、青森県をはじめ各地で黒星病の発生が多発しており、黒星病の防除のためこれまで使用されてきた殺菌剤(EBI剤)が効かない耐性菌が出現している。そこで、以下質問する。

一 黒星病が多発している要因に対する見解如何。また、黒星病の防除のためこれまで使用されてきた殺菌剤の効果が薄れていると言われていることへの認識如何。

二 黒星病の感染源を絶つため、黒星病に感染した葉や果実の処理並びに、被害の拡大を防止するための計測器の設置をはじめとする防除対策が急がれるが、見解如何。

三 生産者は薬剤散布に伴う防除経費の増大と、風評被害に伴う商品の取引価格の低下を不安視している。黒星病の発生被害を受けている生産者が営農を継続できるよう支援すべきだと考えるが、国として現在どのような支援策を行っているか。

四 黒星病の殺菌剤が効かない耐性菌が出現しているとすれば、新しい殺菌剤の開発を急ぐ必要があるが、開発に向けた現状如何。同時に、国として黒星病の殺菌剤の研究体制を強化すべきでないか。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一について

お尋ねの黒星病については、近年、青森県においてリンゴ黒星病が多発していると認識しているが、これは、これまで同病の防除のために使用されてきた殺菌剤(以下「従来の殺菌剤」という。)に対する耐性菌の出現が主な要因であると考えている。

二について

青森県におけるリンゴ黒星病の感染源の除去及び防除対策については、同県において、従来の殺菌剤とは異なる殺菌剤の適時の散布及び落葉処理の徹底を図っていると承知している。また、農林水産省においては、植物防疫法(昭和二十五年法律第百五十一号)に基づく発生予察事業により、同病に関する発生予察情報を関係者に提供し適切な防除を呼びかけるとともに、従来の殺菌剤を使用しない新たな防除体系の評価と検証を国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構を中心とするコンソーシアムに委託して行っているところである。

三について

お尋ねの黒星病によるものを含め、果実の減収又は品質の低下を伴う病虫害によって生じた損害については、農業保険法(昭和二十二年法律第百八十五号)に基づく果樹共済の収穫共済の共済金の支払の対象とされている。

四について

一についてで述べた耐性菌によるリンゴ黒星病に有効な新たな殺菌剤については、現時点では、政府として研究体制を強化することは検討していないが、青森県と民間企業が農薬取締法(昭和二十三年法律第八十二号)に基づく農薬の登録申請を行うための試験を共同で行っていると承知しており、当該殺菌剤の登録申請があった場合には、農林水産省において迅速に審査を行いたいと考えている。

参議院の原文

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