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政府認定拉致被害者の田中実さんなどに関する質問主意書
参議院 第201回 第1号
質問本文
わたしが何度か参議院予算委員会などで質問し、質問主意書でも問うてきた政府認定拉致被害者の田中実さんたちについて、改めて基本的な問題を質問します。
一 政府は、田中実さんはどこで生まれ、どんな暮らしを営み、いかにしていつ北朝鮮に渡ったと認識していますか。北朝鮮によって拉致されたと結論するに至った時期及び根拠もふくめてお示しください。
二 田中実さんといっしょに働いていた金田龍光さんは、政府にとってどのような存在だと認識していますか。政府認定拉致被害者ですか。そうでないとしたら、どう位置付けていますか。また、金田龍光さんは日本のどこで暮らし、どういう経緯で北朝鮮にいることになったと認識していますか。その詳細をお答えください。
三 政府は、これまでの日朝交渉において田中実さんについて安否を問い合わせましたか。問い合わせをしたなら、北朝鮮はどのように返答してきましたか。安否の問い合せを行ったのは二〇〇二年の小泉純一郎首相(当時)の訪朝前のことですか、あるいは小泉首相の訪朝後も行ってきましたか。金田龍光さんについては、これまで安否確認をしたことがありますか。あったならいつのことで、どんな回答がありましたか。安否確認をしていないなら、その理由は何ですか。
四 共同通信は数次にわたり田中実さんと金田龍光さんの生存が北朝鮮側から通告されていたと報じています。これは誤報ですか。誤報でないなら本人たちに接触する意思はありますか。「今後の取り組みに支障があるのでお答えを控えさせていただく」といった定型的で無味乾燥かつ無責任な答弁ではない回答を求めます。
右質問する。
政府答弁書
一について
田中実氏については、昭和五十三年六月、同氏が出入りしていた兵庫県神戸市内の飲食店の店主である北朝鮮からの指示を受けた在日朝鮮人の甘言により、海外に連れ出された後、北朝鮮に送り込まれたものであり、関係機関の捜査・調査の積み上げの結果、平成十七年四月二十七日、北朝鮮当局によって拉致された被害者等の支援に関する法律(平成十四年法律第百四十三号)第二条の規定により、拉致被害者と認定されたものであるが、これ以上の詳細については、今後の捜査・調査に支障を及ぼすおそれや関係者のプライバシーを侵害するおそれを考慮する必要があることから、お答えを差し控えたい。
二について
金田龍光氏については、兵庫県神戸市内に居住していたところ、昭和五十四年十一月に行方不明となっているものであり、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない者として、関係機関が連携を図りながら、捜査・調査を推進しているが、これまでのところ、北朝鮮による拉致行為があったことを確認するには至っていない。これ以上の詳細については、今後の捜査・調査に支障を及ぼすおそれや関係者のプライバシーを侵害するおそれを考慮する必要があることから、お答えを差し控えたい。
三について
お尋ねについては、今後の対応に支障を来すおそれがあることから、お答えを差し控えたいが、政府としては、拉致問題の全面解決に向けて、拉致被害者としての認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の安全確保及び即時帰国のために全力を尽くし、また、拉致に関する真相究明及び拉致実行犯の引渡しを引き続き追求していく考えである。
四について
個々の報道を前提としたお尋ねについて、政府としてお答えすることは差し控えたい。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。