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田中実さんと金田龍光さんに関する質問主意書
参議院 第203回 第2号
質問本文
政府認定拉致被害者の田中実さん、北朝鮮に拉致された可能性を排除できない金田龍光さんについて質問します。
一 政府は政府認定拉致被害者の田中実さん、北朝鮮に拉致された可能性を排除できない金田龍光さんのおふたりについて、どういう経歴の人物と認識しているかを具体的にお示しください。
二 政府は、田中実さんがなぜ北朝鮮に拉致されたと判断し、また、金田龍光さんがなぜ拉致された可能性を排除できないと判断したのですか。その経緯と判断をそれぞれお示しください。
三 ある特定人物が北朝鮮に拉致されたと判断するには、警察による周到な捜査が基本にあると思量しますが、間違っていませんか。その上で、最終的に拉致されたと認定するのは拉致問題対策本部ですか。それとも拉致問題対策本部の判断に基づいて、内閣が認定するのですか。そのプロセスをお示しください。
四 田中実さんと金田龍光さんについては、共同通信、さらにNHKが、二〇一四年に北朝鮮が生存を伝達してきたと報じています。これは誤報ですか。明確にお答えください。
五 前記四への答弁とは切り離して、なぜ伝達の真偽を六年以上も北朝鮮側に確認しないのか、その理由をお答えください。今後の対応に差し障りがあるという答弁を繰り返すだけでは生存者は放置されたことになります。
六 もし存命なら田中実さん、金田龍光さんは何歳になりますか。政府の認識をお示しください。
七 政府は田中実さん、金田龍光さんの家族、親族がいるかどうかを調査しましたか。調査をしたならばその結果をお示しください。
八 田中実さんの高校時代の同級生は、もし生存しているならば、一時帰国ができるときには羽田空港で歓迎し、かつて暮らした神戸で歓談したいとの意向を示しています。私はその中心者にも話を聞き、あるいは生存伝達が報じられたときには、テレビも含めたメディアでも取材で同様の発言をしておられます。政府はこうした意向や報道を承知していますか。
九 政府は帰国していない十二人の政府認定拉致被害者に序列をつけているのですか。ありていにいえば横田めぐみさんや有本恵子さんたちの生存と帰国のめどが立たないうちは、田中実さん、金田龍光さんの生存確認はしないということですか。拉致問題解決への道筋のなかでの田中実さん、金田龍光さん個人の位置づけについて明確にお答えください。
右質問する。
政府答弁書
一について
田中実氏については、兵庫県神戸市内の飲食店に出入りしていた元飲食店店員と認識しており、金田龍光氏については、同市内に居住していた元飲食店店員と認識している。これ以上の詳細については、関係者のプライバシーを侵害するおそれを考慮する必要があることから、お答えを差し控えたい。
二について
田中実氏については、関係機関の捜査・調査の積み上げの結果、北朝鮮による拉致行為があったことが確認されたものであり、金田龍光氏については、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない者として、関係機関が連携を図りながら、捜査・調査を推進しているが、これまでのところ、北朝鮮による拉致行為があったことを確認するには至っていないものである。これ以上の詳細については、今後の捜査・調査に支障を来すおそれや関係者のプライバシーを侵害するおそれを考慮する必要があることから、お答えを差し控えたい。
三について
北朝鮮当局によって拉致された被害者等の支援に関する法律(平成十四年法律第百四十三号)第二条の規定に基づく拉致被害者の認定は、関係機関の捜査・調査の結果、北朝鮮による拉致行為があったことが確認された場合に、内閣総理大臣が、関係行政機関の長と協議の上、速やかに行うこととしている。
四及び五について
個々の報道を前提としたお尋ねについて、政府としてお答えすることは差し控えたい。
六及び七について
お尋ねについては、関係者のプライバシーを侵害するおそれを考慮する必要があることから、お答えを差し控えたい。
八について
田中実氏の同級生等が、同氏が帰国した際に、同氏を出迎えたいとの意向であることについては、その報道も含め、承知している。
九について
政府としては、拉致問題の全面解決に向けて、拉致被害者としての認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の安全確保及び即時帰国のために全力を尽くし、また、拉致に関する真相究明及び拉致実行犯の引渡しを引き続き追求していく考えである。北朝鮮とのやり取りについては、今後の対応に支障を来すおそれがあることから、お答えを差し控えたい。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。