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暴騰するコーヒー相場に関する質問主意書
衆議院 第104回 第2号
質問本文
衆議院議長 坂田道太 殿
暴騰するコーヒー相場に関する質問主意書
円高による輸入品の価格引下げが期待される情勢にもかかわらず、コーヒーの国際相場は約二倍に暴騰し、その影響を受けた我が国喫茶業界は、大幅な価格改定を迫られる深刻な事態にある。
よつて、次の事項について質問する。
一 最近のコーヒー市況の主な高騰原因は、世界最大のコーヒー生産輸出国であるブラジルにおける干ばつの影響により、良品質のコーヒーが入手困難になることにあるといわれている。
それに加えてスズ、天然ゴム等の一次産品相場の低迷、及びドル安傾向による投機資金が投入されているためともいわれているが、政府はその原因についてどのように把握されているか、明らかにされたい。
二 我が国が加盟している国際コーヒー機関(ICO)は、当面の対策として輸出割当て量の増加調整を行つているが、価格は依然として高騰し続けており、十分な供給が行われているとは思えない。
しかし、コーヒー輸出国の累積在庫は、世界の消費量の約七ヵ月分は確保しているといわれているが、その実態はどのようになつているのか、明らかにされたい。
三 現在ICOの執行委員会がロンドンで開催されているが、政府はこの価格高騰の抑制のため同執行委員会においてどのような対応をしているのか、明らかにされたい。
また、ICOによる輸出割当ては別段の決定がないかぎり、二月十八日に停止され輸出入にかかる数量制限はなくなると聞くが、この際政府は、期限切れを待つのでなく前倒しで早期に解除を働きかけるべきでないか、その態度を問う。
四 今日、コーヒー価格の高騰をめぐる環境は、市民生活にも大きな影響を与えるものがある。流通段階における投機的行為が予想されているが、政府はいかなる対応をするか、見解を求める。
右質問する。
政府答弁書
一について
最近のコーヒー価格の上昇は、ブラジルにおける本年産のコーヒー生産量が干ばつで大幅に減少し、コーヒーの国際需給がひつ迫に向かうとの見込みによるものと承知している。
二について
昭和六十一年一月国際コーヒー機関事務局が同機関執行委員会に提出した資料によると、千九百八十五 ― 千九百八十六コーヒー年度における加盟輸出国の輸出可能なコーヒーの期初在庫は二百五万九千二百トンであり、年間輸出量のおおむね六か月分に相当する量となつている。
三について
昭和六十一年一月二十日から開催された国際コーヒー機関執行委員会において、我が国は、コーヒー市況の鎮静を図るため、輸出割当てが自動的に停止されることとなる昭和六十一年二月十九日より前に輸出割当てを停止すべきであるとの主張を行つた。しかし、これに反対ないしその実施を困難とする国もあり、我が国等からの説得にもかかわらず、輸出割当ての早期停止については残念ながら合意が得られず、昭和六十一年二月十八日までにコーヒーの価格が鎮静しない場合、国際コーヒー協定の規定に従い翌十九日に輸出割当てが停止されることとされた。我が国としては今後輸出割当ての停止が予定どおり円滑に行われるよう努めてまいりたい。
四について
昭和六十年秋以降コーヒーの国際相場は上昇しているが、流通段階において、これに乗ずるような投機的行為があつてはならないと考えている。
このため、政府としては、このような事態が生じないよう、コーヒーの需給、価格の状況を注意深く見守るとともに、関係する商社、問屋等に対し、必要に応じ、円滑な流通が行われるよう指導してまいりたい。
右答弁する。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。