Kurage 質問主意書アシスト

ことばで探す › 衆議院 第154回

公衆浴場等におけるレジオネラ症発生の防止対策等に関する質問主意書

衆議院 第154回 第5号

提出者
民主党・無所属クラブ
提出日
2002年1月28日
内閣転送 2002年1月30日
答弁書受領日
2002年2月19日
提出から22日
答弁の項目数
3
質問 479字/答弁 1,585字

質問本文

公衆浴場等におけるレジオネラ症の発生についてはかねてから問題点が指摘されてきたところであるが、最近においても東京都板橋区内の銭湯で昨年十二月末、入浴中に急病で倒れて浴槽の湯を飲んだ男性がレジオネラ菌に感染して死亡するなど、いまだ有効な対策がとられていないことは甚だ遺憾である。

よって、次のとおり質問する。

一 公衆浴場等におけるレジオネラ症発生の状況について、その年月日、場所、感染者数、被害状況、原因等を個別に示されたい。

二 公衆浴場等におけるレジオネラ症発生の防止対策等については、国としては、いつ、どのような施策を講じてきたのか。

三 公衆浴場等におけるレジオネラ菌は、浴槽内に存在するのみならず、配管等の「スライム」の中で繁殖することから、防止対策としてはスライムの除去が必要である。

(ア) 前項による施策の中にスライムの除去は含まれているか。

(イ) 含まれているとすれば、その内容を示されたい。

四 国として講じている施策の中にスライムの除去が含まれていないとすれば、早急にその方策を検討のうえ施策の中に含めるべきではないか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

平成十一年四月以降感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号)第十二条第一項に基づく届出のあったレジオネラ症の発生事例のうち、公衆浴場が感染源であることが明らかになっているものは、次のとおりである。

1 平成十二年三月、静岡県掛川市内の公衆浴場を感染源として二十三人がレジオネラ症を発症し、うち二人が死亡した。塩素注入装置の故障等により浴槽水の殺菌が不十分であったことやろ過装置の清掃を怠ったことが、その主な原因であると考えられている。

2 平成十二年五月から同年六月までの間、茨城県石岡市内の公衆浴場を感染源として四十五人がレジオネラ症を発症し、うち三人が死亡した。浴槽水の交換を怠ったことや浴槽水が打たせ湯等に使用され、レジオネラ菌が肺内に吸引されやすい状態であったことが、その主な原因と考えられている。

3 平成十三年十二月、東京都板橋区内の公衆浴場を感染源として一人がレジオネラ症を発症し、死亡した。この患者は入浴中に意識障害を起こし、レジオネラ菌を含む浴槽水が肺に入ったことによりレジオネラ菌に感染したものと推測されるが、浴槽水中でレジオネラ菌が繁殖した原因は、現在のところ特定されていない。

二について

公衆浴場等におけるレジオネラ症の発生防止のために実施した主な対策は、次のとおりである。

1 平成十一年三月、「温泉を利用した公衆浴場業及び旅館業の入浴施設の衛生管理の徹底について」(平成十一年三月二十九日付け衛指第二十八号厚生省生活衛生局指導課長通知)を発出し、浴場業及び旅館業の営業者(以下「営業者」という。)に対して、浴槽水の衛生管理を徹底するよう指導した。

2 平成十一年十一月、レジオネラ症に関する知識、発生防止のための対応方法等を示した「新版レジオネラ症防止指針」を作成し、都道府県、保健所設置市及び特別区(以下「都道府県等」という。)を通じて営業者に周知した。

3 平成十二年八月、レジオネラ症の発生防止対策に関するパンフレットを作成し、都道府県等及び関係団体を通じて営業者に配布した。

4 平成十二年十二月、「公衆浴場における衛生等管理要領等について」(平成十二年十二月十五日付け生衛発第千八百十一号厚生省生活衛生局長通知)を発出し、営業者が講ずるべき衛生上の措置の基準に関する条例等を都道府県等が定める際の指針となる「公衆浴場における衛生等管理要領」、「旅館業における衛生等管理要領」及び「公衆浴場における水質基準等に関する指針」の改正等を行い、レジオネラ症の発生防止対策の強化を図った。

5 平成十三年九月、「循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアルについて」(平成十三年九月十一日付け健衛発第九十五号厚生労働省健康局生活衛生課長通知)を発出し、レジオネラ症の発生防止の観点からの循環式浴槽の具体的な管理方法等を示したマニュアルを都道府県等及び関係団体を通じて営業者に周知した。

なお、本年一月三十一日に開催した全国健康関係主管課長会議においても、都道府県等に対し、レジオネラ症の発生防止のための営業者に対する指導の徹底を要請した。

三及び四について

営業者に対しては、「新版レジオネラ症防止指針」の周知を通じて、浴槽に係る配管等の洗浄及び消毒を行うとともに、毛髪、垢及び生物膜の付着の有無を定期的に点検し、これらの付着物を除去するよう指導している。さらに、循環式浴槽に係る配管については、「循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアル」の周知を通じて、年に一回程度その内壁に付着した生物膜を除去するとともに、過酸化水素等を用いて消毒するよう指導しているところである。

今後とも、レジオネラ症の発生防止のため、都道府県等を通じて、営業者に対する衛生指導の徹底を図ってまいりたい。

衆議院の原文

似た質問主意書

件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。

提出 2002年5月13日 金田 誠一(民主党・無所属クラブ) 答弁 2002年6月11日
提出 2003年2月3日 川田悦子(無所属) 答弁 2003年2月21日
衆議院 第156回 第15号
提出 1986年9月24日 草川昭三 答弁 1986年10月3日
衆議院 第107回 第6号
提出 2020年11月27日 青山 雅幸(日本維新の会・無所属の会) 答弁 2020年12月8日
衆議院 第203回 第48号
提出 1976年5月14日 紺野与次郎 答弁 1976年5月25日
衆議院 第77回 第12号お答えすることは困難 ×1
提出 2012年1月24日 馳 浩(自由民主党・無所属の会) 答弁 2012年2月3日

この論点で次の質問を書くなら

アシストで並べる