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東京都内江東方面の水防計画に関する質問主意書

衆議院 第16回 第11号

提出者
衆議院
提出日
1953年6月10日
内閣転送 1953年6月10日
答弁書受領日
1953年6月16日
提出から6日
答弁の項目数
0
質問 383字/答弁 752字

質問本文

衆議院議長 堤 康次※(注) 殿

東京都内江東方面の水防計画に関する質問主意書

東京都で江東方面といわれる隅田川沿岸より以東の地域は、河川に囲まれている土地が多いばかりでなく、その土地自身が非常に低く、低湿地帯もあり、更に地盤沈下の傾向すらあるところがある。しかもこの地域は人口の密度きわめて高く、大工場はもとより、中小商工業の多いところであるのに、衛生施設の見るべきもの少なく(たとえば下水だけを取り上げても明りようである。)、住民は常に湿気と汚水と水の脅威にさらされているのである。政府はこの地域の住民が安心して生活できるよう、中川の改修、荒川、隅田川筋の堤防強化、排水機の増設、下水の整備等をはかると同時に、水防の問題においては江東方面の外廓堤防を建設し、もつて江東方面の発展に努力する必要がある。かかる点について政府の見解並びに予算的措置如何。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一 東京都内江東、葛西地区に関する災害の防止計画については、総事業費約五十一億円をもつて、昭和二十四年度以降災害復旧事業、災害土木助成事業及び高潮対策事業の名称の下に、国庫の助成により、堤防護岸の強化、築造及び水門、排水施設の改良強化等を計画し、昭和二十七年度までに約十七億円の事業を施行済であり、昭和二十八年度においては、とりあえず、暫定予算をもつて二億一千万円を充当し、工事の進捗を図つていきたいのであるが、今後ともこれら予算の増額については、極力努力いたしたい。

二 荒川放水路は、最近とみに江東方面の堤防沈下がはなはだしいので、昭和二十六年度より、今後九億円の事業費により、原堤防にまで増強しつつあり、昭和二十七年度においては四千五百万円をもつて実施し、本二十八年度においてもこれが重要性を認め、暫定予算として一千四百六十万円を充当して施工中である。

三 中川改修工事については第一次直轄改修事業施行後昭和十三年の豪雨出水により未曾有の水害をこうむり、中川、綾瀬川及び芝川の三河川に対する総合改修計画の緊要なることが叫ばれ東京都及び埼玉県において国庫の補助のもとに各々その行政区域内を分担施工することを協定、東京都においては昭和十五年より工事に着手したが昭和十九年種々の都合により中止の已むなきに至つた。

その後昭和二十二年の水害により再び早期完全実施が要望され国においても重要性を認め昭和二十四年度より事業の緊急性を検討した結果、中川について工事を急施することに決り総工事費二十億円をもつて放水路の開削に着手している。

昭和二十六年度までに二億六千九百万円を支出、工事の早期完成を目途に昭和二十七年度は三億五千万円、昭和二十八年度暫定においては一億一千七百万円を充当施工中である。

右答弁する。

衆議院の原文

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