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二〇〇二年七月三十一日の日米外相会談における北朝鮮のウラン濃縮開発問題に関する質問主意書
衆議院 第165回 第187号承知していない ×1
質問本文
一 朝日新聞社コラムニストの船橋洋一氏の著書「ザ・ペニンシュラ・クエスチョン 朝鮮半島第二次核危機」(朝日新聞社)の百二十八頁に、
「米側が日本側に北朝鮮のウラン濃縮開発の存在を最初に伝えたのは、二〇〇二年七月三十一日に行われたブルネイにおけるARF(ASEAN地域フォーラム)の際の日米外相会談の席である。
コーリン・パウエル国務長官は川口順子外相に『北朝鮮の核開発に関連して深刻な問題がある。まだ、情報機関が詰めている段階で、よくわからない点もあるが、懸念している』との趣旨を述べた。
パウエルは、ことさらにあいまいな表現を使った。あいまいすぎるため、川口はその趣旨を十分につかめなかったほどだ。
川口は後に『インテリジェンスの話だから、そんなに明確な話ではなかったし、事実関係がはっきりわからなかった』と述べている。」
との記述があることを外務省は承知しているか。
二 二〇〇二年七月三十一日の日米外相会談への日本側同席者全員の官職氏名を明らかにされたい。
三 一の会談について記録が作成されたか。記録には秘密指定がなされたか。記録が公電で外務本省に到着した年、月、日、時、分を明らかにされたい。
四 三の公電は在米国日本国大使館に転電されたか。
五 二〇〇二年七月三十一日の日米外相会談において、コーリン・パウエル米国国務長官が川口順子外務大臣に対して、「北朝鮮の核開発に関連して深刻な問題がある。まだ、情報機関が詰めている段階で、よくわからない点もあるが、懸念している」との趣旨の発言をした事実があるか。
六 川口順子氏が船橋洋一氏の取材に対して、「インテリジェンスの話だから、そんなに明確な話ではなかったし、事実関係がはっきりわからなかった」との趣旨の応答を行った事実があるか。
七 川口順子氏は外務大臣の職にあったとき、職務上知りえた秘密を守る義務を負っていたか。
八 川口順子氏は外務大臣の職を退いた後、職務上知りえた秘密を守る義務を負うか。
九 二〇〇二年七月三十一日の日米外相会談における川口順子外務大臣の対応は日本の国益に照らして適切であったと外務省は認識しているか。
右質問する。
政府答弁書
一について
御指摘の記述については、外務省として承知している。
二から四までについて
二千二年八月一日に行われた日米外相会談の日本側の同席者は、藤崎一郎北米局長、田中均アジア大洋州局長、石井正文外務大臣秘書官事務取扱、宮島昭夫北米第一課長及び松永大介国際報道官である。その会談の記録には秘密指定がなされており、同月二日に外務本省から在米国日本国大使館に対して発電されているが、お尋ねの発電時刻を明らかにすることは、秘密保全の体制に支障を及ぼすおそれがあることから、外務省としてお答えすることは差し控えたい。
五及び九について
外交上の個別のやり取りの詳細について明らかにすることは、米国との関係もあり、差し控えたい。
六について
御指摘の発言については、外務省として承知していない。
七及び八について
官吏服務紀律(明治二十年勅令第三十九号)第四条第一項に、「官吏ハ己ノ職務ニ関スルト又ハ他ノ官吏ヨリ聞知シタルトヲ問ハス官ノ機密ヲ漏洩スルコトヲ禁ス其職ヲ退ク後ニ於テモ亦同様トス」と規定されており、この規定は国務大臣に適用されると解される。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。