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ロシア政府による北方領土におけるレーダー誘導装置等の設置に関する質問主意書
衆議院 第169回 第353号お答えすることは困難 ×1
質問本文
一 本年四月二十八日付の北海道新聞夕刊は、ロシアのサハリン州政府が、夜間や悪天候時の着陸の安全確保のため、北方領土にある二つの空港に、航空機のレーダー誘導装置と着陸誘導灯を新たに設置する考えでいると報じているが、外務省は右の北海道新聞の記事並びにサハリン州政府によるレーダー誘導装置等の設置計画(以下、「計画」という。)を承知しているか。
二 「計画」に対する外務省の評価如何。
三 外務省が「計画」を最初に知ったのはいつか。
四 外務省が「計画」を知ってから、これまでロシア側に対して「計画」について何らかの意見を伝え、抗議をしているか。
五 四で、何らかの意見を伝え、抗議をしているのなら、その日にち、場所、内容並びに日本側の誰からロシア側の誰に対して意見伝達、抗議がなされているのか説明されたい。
六 現在ロシア政府は、千島列島経済社会発展計画に基づいて北方領土の開発を進めている。「計画」も右の発展計画の一環であり、ロシアによる我が国固有の領土である北方領土の実効支配は年々強まっていると思料するが、外務省も同様の見解を有しているか。
七 ロシアによる北方領土の実効支配に対して、外務省としてどの様な方法で対処していく考えか説明されたい。
八 北方領土については、日ロ政府間で両国の係争地域であることは合意がなされているのだから、例えばいわゆるビザなし交流の様な、両国の立場を害さない形で、我が国の企業の北方領土への進出並びに北方領土における活動を進める枠組みが作れるのではないかと考える。我が国としても、右に述べた様な方策により我が国の企業等の北方領土への進出を積極的に支援し、北方領土において実質的に我が国の存在感を示さなくては、北朝鮮籍はじめ第三国籍の人間がロシアに入国するという形で北方領土における労働に従事し、また中国や韓国の製品が流通し、更には「計画」をはじめロシア政府による北方領土の開発が進んでいるという、ロシアによる北方領土の実効支配が強化されつつある現状をただ座視するだけであり、北方領土は益々我が国から遠ざかっていくものと思料するが、外務省の見解を示されたい。
右質問する。
政府答弁書
一から三までについて
御指摘の記事については、外務省として承知している。北方四島における空港の整備に関する事業が、平成十八年八月にロシア連邦政府が承認した「「二千七年から二千十五年までのクリル諸島(サハリン州)社会・経済発展」連邦特別プログラム」に含まれていることは承知している。他方、北方四島は、我が国固有の領土であるが、ロシア連邦が法的根拠なくして占拠しており、我が国は、現在、御指摘の「計画」について詳細に把握することが事実上できない状況にあることから、外務省として、評価を述べることは困難である。
四から八までについて
北方四島がロシア連邦により不法占拠されている状況が、昭和二十年以降六十年以上を経て本質的に変わっていないことは誠に遺憾であり、外務省としては、このような現状を打破するため、ロシア連邦との間で北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するとの方針の下、引き続きロシア連邦政府との間で交渉する考えである。
また、外務省としては、ロシア連邦が北方四島を不法に占拠している現状において我が国の企業が北方四島において活動を行うことは、その具体的内容、態様等があたかも北方四島に対するロシア連邦の管轄権を前提としたかのごときものであれば、北方領土問題に関する我が国の立場とは相容れないと考える。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。