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日本漢字能力検定協会に対する文部科学省の指導監督に関する質問主意書
衆議院 第171回 第117号お答えすることは困難 ×1
質問本文
財団法人日本漢字能力検定協会(以下、「漢検協会」という。)が漢字能力検定試験を通じて多額の利益を上げているとし、本年二月九日、文部科学省は「漢検協会」に立ち入り調査を実施した。「漢検協会」については、各種報道により、利益の一部が大久保昇理事長一族の墓と同一区画にある「漢検協会」の供養塔の建設に充てられる等、「漢検協会」の活動と関係がなく、公益性もない事業が行われていることが指摘されている。右を踏まえ、質問する。
一 文科省は自身の所管法人である「漢検協会」に対し、日頃どの様な指導監督を行っているか説明されたい。
二 文科省として、毎年度における「漢検協会」の収支状況を把握していたか。
三 本年二月九日、文科省は「漢検協会」に立ち入り調査を実施したが、「漢検協会」が財団法人、公益法人として適切な範囲を超える利益を得て、またその利益が、先に挙げた様に大久保理事長らによって私的に使われているという事態を、今般の立ち入り調査の以前に把握していたか。
四 今般明らかになった様に、「漢検協会」が財団法人、公益法人として適切な範囲を超える利益を得て、その一部が私的に使われていたことは、文科省の指導監督が不十分だったことを表すのではないか。文科省の見解如何。
五 今般明らかになった「漢検協会」の不祥事について、文科省としてどの様な対応をとる考えでいるのか説明されたい。
六 「漢検協会」がその年一年の世相をイメージする漢字一字を日本全国より公募し、その中で最も応募数の多かった漢字一字をその年の世相を表す漢字として選定し、京都府京都市東山区の清水寺の貫主の毛筆によって毎年十二月十二日の「漢字の日」に発表することが行われているが、右の清水寺貫主に対し、「漢検協会」から報酬が支払われているかどうか、文科省は把握しているか。
七 文科省を退職した職員が「漢検協会」に天下っている事実はあるか。あるのなら、過去十年間、「漢検協会」に天下った文科省職員の年ごとの人数並びに退職時の官職を明らかにされたい。
右質問する。
政府答弁書
一について
文部科学省においては、財団法人日本漢字能力検定協会(以下「協会」という。)に対し、毎年度事業報告等を受けるとともに、平成十六年以後、四回にわたり立入検査を実施するなど、指導監督を行っているところである。
二について
文部科学省としては、協会から毎年度収支決算書の提出を受け、必要に応じ報告を求めるなどして、協会の毎事業年度の収支状況の把握に努めているところである。
三から五までについて
文部科学省としては、平成十五年度及び平成十六年度の協会の決算において多額の利益が生じていたため、平成十七年及び平成十八年に漢字検定試験の検定料を引き下げるよう協会を指導したところ、協会においては、これを受け、平成十九年に検定料を一部引き下げたが、平成十九年度の協会の決算においても、なお多額の利益が生じたため、平成二十年にも再度検定料の引下げ等の措置を検討するよう指導したところであり、今後も引き続き指導することとしている。
また、協会による支出については、その一部について見直しを指導するなどしてきたが、結果として実態把握に不十分な点があったと考えている。
文部科学省としては、御指摘の協会の不祥事については、本年二月に実施した立入検査等を踏まえ、現在、事実関係を精査しているところであり、今後法令等に照らし厳正に対処してまいりたい。
六について
文部科学省としては、協会の発表する「今年の漢字」の揮毫に対しては、報酬が支払われているものと承知している。
七について
国家公務員の退職後における再就職の状況は、公務を離れた個人の情報であり、一般に政府が把握すべき立場にないことから、お尋ねのすべてにお答えすることは困難であるが、文部科学省(旧文部省を含む。)の職員で平成十一年八月十六日から平成十三年八月十五日までの間に課長相当職以上で退職したものの再就職状況については「中央省庁等改革の推進に関する方針」(平成十一年四月二十七日中央省庁等改革推進本部決定)を受け、また、文部科学省の職員で平成十三年八月十六日から平成二十年八月十五日までの間に企画官相当職以上で退職したものの再就職状況については「公務員制度改革大綱」(平成十三年十二月二十五日閣議決定)に基づき、それぞれ既に公表しているところであり、このように公表されている範囲において調べた限りでは、これらの職員のうち協会に再就職したものは存在しない。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。