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リンゴ葉巻萎縮病の確認に関する質問主意書
衆議院 第175回 第16号
質問本文
去る七月二十九日、長野県の病害虫防除所は、国内で初めてリンゴ葉巻萎縮病が北信地方のリンゴ樹で発生したことを発表した。
従って、次の事項について質問する。
一 国内で初めてリンゴ葉巻萎縮病が確認された事態を、国はどのように捉えているのか。
二 リンゴ葉巻萎縮病とは、具体的にどのようなものなのか。また、国内で初めて確認されたことについて、その原因をどのように分析しているのか。
三 リンゴ葉巻萎縮病を治癒する技術は、確立されているのか。また、防除対策も確立されているのか。具体的に提示していただきたい。
四 私の地元青森県は、国内のリンゴ生産の半分を占めていることからも、青森県をはじめ他のリンゴ生産地域に感染が拡がらないよう、国として既に対策を講じているのか。また、その具体的な対策内容はどのようになっているのか。
五 四に関連し、感染を防止するために、関係県や市町村、農協やりんご協会をはじめとする農業者団体に対し、情報提供や適切な指導を取っているのか。
六 平成十六年四月に当時の亀井善之農林水産大臣の下、農林水産省内に輸出促進室を新設した。不肖私は、農林水産大臣政務官を務め、亀井大臣と輸出促進室の看板がけをしたことが記憶に新しい。その後、攻めの農業として日本国内の農林水産物の輸出促進を図る努力が続いているが、その手本になっているのが、青森県の対台湾に輸出されているリンゴであり、その数量は年間約二万トンに達している。そして今回、リンゴ葉巻萎縮病が国内で初めて確認された事態により、対輸出相手国から輸入を禁止する措置が取られる可能性があるのか。
右質問する。
政府答弁書
一について
リンゴ葉巻萎縮病は、平成元年、二年及び十二年に秋田県で発生が確認されていたリンゴ萎縮病と、平成二十年に長野県で発生が確認されていたリンゴさび色萎縮病が同一の症状を示すと確認されたことから、平成二十二年に日本植物病理学会において、統一した新たな病名として提案されたものであり、これまで国内で発生が確認されていた病気である。過去にこの病気が発生した事例において、大きな被害をもたらしたという報告はない。
二について
リンゴ葉巻萎縮病は、りんごの若葉の葉巻、成葉の褐変、樹体の萎縮等の症状が認められる病気であると日本植物病理学会において報告されている。この病気の国内での発生に関しては、一についてで述べたとおり、過去にも確認されていたところである。
三について
リンゴ葉巻萎縮病を治癒する技術は確立されていない。防除のための対策に関しては、長野県病害虫防除所によれば、りんごの樹体が除草作業等による傷口からこの病気の原因となる菌に感染するため、傷口を塗布剤でふさぐことにより感染を防止することができ、また、感染した樹体を伐採することによりまん延を防止することができるとされている。
四及び五について
一についてで述べたとおり、過去にリンゴ葉巻萎縮病が発生した事例において、大きな被害をもたらしたという報告はないことから、りんごの主要な産地におけるこの病気の発生状況等の情報を収集するとともに、関係者への情報提供を行っているところであり、今後とも適切に対処してまいりたい。
六について
現在、国内産のりんごの生果実を輸出する相手国には、リンゴ葉巻萎縮病を対象とした検疫措置を要求している国はない。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。