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菅内閣における内閣官房報償費(機密費)の使用に関する質問主意書

衆議院 第175回 第51号

提出者
日本共産党
提出日
2010年8月4日
内閣転送 2010年8月6日
答弁書受領日
2010年8月20日
提出から16日
答弁の項目数
4
質問 1,200字/答弁 327字

質問本文

一 二〇一〇年度の内閣官房報償費(機密費)について、内閣官房長官が取扱責任者である内閣官房報償費の国庫からの支出状況(請求日、支出額)を明らかにされたい。

二 昨年十一月二十日の衆議院内閣委員会で、私は、平野博文前内閣官房長官に「官房機密費を国会対策費や議員の海外視察などへのせんべつ、こういうのに使わないとはっきり言えるのでしょうか」と質問したところ、平野前内閣官房長官の答弁は、「せんべつでありますとかそういうところに使う、こういう考え方はございません。」であった。菅内閣でも、内閣官房報償費(機密費)を国会対策費や議員の海外視察などへのせんべつに使わないと明言できるか。

三 小渕恵三内閣当時、官房副長官であった鈴木宗男衆議院議員は、七月二十一日のテレビ番組で、九八年の沖縄県知事選挙で稲嶺陣営支援のために内閣官房報償費(機密費)を三億円使ったと聞いていると証言している。菅内閣は、内閣官房報償費(機密費)を今秋に予定されている沖縄県知事選挙はもちろん、名護市議会議員選挙など各種選挙に使わないと明言できるか。

四 内閣官房報償費(機密費)は、「国の事務又は事業を円滑かつ効果的に遂行するため、当面の任務と状況に応じその都度の判断で最も適当と認められる方法により機動的に使用する経費」(内閣衆質一七三第一〇八号)とされている。「国の事務又は事業を円滑かつ効果的に遂行するため、当面の任務と状況に応じその都度の判断で最も適当と認められる方法」として、国政選挙及び県知事選挙などの各種選挙において、特定の候補者や党派を支援するために内閣官房報償費(機密費)を「機動的に使用する」ことは、内閣官房報償費(機密費)の性格から正当なものか。

五 八月三日の衆議院内閣委員会で、私は、仙谷由人内閣官房長官に「平野長官時代に、四月、五月、三億円の支出が行われた、この機密費について、何にどれだけ使ったのかということを、その記録は引き継いでおられるんですか」と質問したところ、仙谷内閣官房長官の答弁は、「今塩川議員がおっしゃったような件については全く引き継ぎは受けておりません」であった。仙谷内閣官房長官は、平野前内閣官房長官から内閣官房報償費(機密費)残額を引き継いだ際に、内閣官房報償費取扱要領に基づく記録による残高の確認もなく引き継いだのか。

六 八月三日の衆議院内閣委員会で、私が、内閣官房報償費(機密費)の検証について、「二〇一〇年度の一年かけて検証するという立場は変わりないということでいいですね」と質問したところ、仙谷内閣官房長官の答弁は、「私が官房長官を引き受けまして、一年ぐらいの時間をいただければと思っております。」であった。この答弁では、検証は、鳩山内閣の方針であった二〇一〇年度では終わらないことになると思うが、検証期間が、二〇一〇年度一年では不十分な理由を説明されたい。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

お尋ねについては、平成二十二年四月二日、同月二十八日、同年五月二十五日、同年六月二十五日及び同年七月二十三日に請求し、それに対し各一億円ずつ支出されている。

二から四までについて

お尋ねについては、内閣官房報償費の性格上、お答えを差し控えたい。

五について

仙谷由人内閣官房長官は、平野博文前内閣官房長官から、内閣官房報償費取扱要領に基づく支払関係書類を引き継いでいる。

六について

菅内閣においては、内閣官房報償費の取扱責任者である仙谷由人内閣官房長官が、責任を持ってこれを執行し、その使途等を検証しているところである。同内閣官房長官としては、取扱責任者として内閣官房報償費の使途等を検証するためには一年位の時間が必要であるとの認識である。

衆議院の原文

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