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過去最悪のナラ枯れ被害の対応に関する質問主意書
衆議院 第177回 第431号お答えすることは困難 ×1趣旨が明らかではない ×1
質問本文
私は、本年二月九日に「ナラ枯れ被害の対応に関する質問主意書」(質問第五八号)を提出し、近年薪や炭への利用が減少するのに伴い、放置された枯死木が大量に増え、ナラ枯れの被害が増加したことを憂慮し、現政権下ではその対策事業が進んでいるとは言えないのではないかと質してきた。
林野庁は、今月十二日までに、「ナラ枯れ」の被害が、平成二十二年度は全国で三十二万五千立方メートルに上り、過去最悪だった前年度の一・四倍になったと発表した。原因は夏の猛暑などとしているが、それだけでは説明にならず、これまで恒常的に推移してきた被害に対して、国の取り組むべき姿勢に問題があるのではないか。今一度、生物多様性や生態系の問題を含め、地域の取り組みに実効性ある森林・林業再生を成し遂げなければならないと考える。
従って、次の事項について質問する。
一 ナラ枯れ被害について、国として、これまで各自治体、森林・林業関係団体等と、研修会開催などを除きどのような対策を講じてきたのか、菅内閣の見解如何。
二 一に関連し、森林総合研究所において防除技術の研究が行われていると承知しているが、その研究成果を踏まえ、被害が減少し効果があった自治体を民有林、国有林それぞれ示されたい。またその状況についてどのように分析しているのか、菅内閣の見解如何。
三 一及び二に関連し、里山エリア再生交付金は、昨年の事業仕分けによって姿・名前を変え、森林環境保全直接支援事業及び環境林整備事業となっていると聞くが、平成二十年度から平成二十三年度までにおけるその関連する積算上による予算額の推移を示されたい。
四 三に関連し、補助対象としての「ナラ類の受光伐」について、平成二十年度から平成二十三年度までにおける予算額の推移を示されたい。
五 森林環境保全直接支援事業及び環境林整備事業は確たる財源が必要であるが、過去最悪のナラ枯れ被害を受けて、平成二十四年度予算ではどのように反映していくのか、菅内閣の見解如何。
右質問する。
政府答弁書
一について
農林水産省としては、ナラ枯れ(カシノナガキクイムシによるナラ類の枯死をいう。以下同じ。)の被害を受けた樹木に対する適切な処理の方法、ナラ枯れの早期発見のための監視活動の方法等について、これまでにナラ枯れが発生した都府県に対して技術的な助言を行うとともに、これらの都府県からの要望に応じて、都府県、市町村、森林組合等が事業主体として行うカシノナガキクイムシの防除に対し、森林病害虫等被害対策等の事業により支援してきたところである。
二について
独立行政法人森林総合研究所が研究しているカシノナガキクイムシが集まるフェロモン物質を活用した防除技術については、本年度、民有林及び国有林それぞれにおいて試行的に実施しているところであり、本年度末を目途に、その結果を検証することとしている。
三について
お尋ねの「関連する積算上による予算額」の意味するところが必ずしも明らかではないが、里山エリア再生交付金の予算額は、平成二十年度が約九十九億円、平成二十一年度が約九十九億円、平成二十二年度が約十六億円であり、森林環境保全直接支援事業の平成二十三年度予算額は約二百九十四億円、環境林整備事業の平成二十三年度予算額は約四億円である。
四について
ナラ類の受光伐(下層木の日照を確保するために上層木を伐採する作業をいう。以下同じ。)は、里山エリア再生交付金、森林環境保全直接支援事業及び環境林整備事業の補助対象であるが、ナラ類の受光伐に係る経費は、それぞれの事業において単独の予算項目として計上していないことから、お尋ねについてお答えすることは困難である。
五について
森林環境保全直接支援事業及び環境林整備事業のための財源については、平成二十四年度予算編成過程において引き続き検討していく考えである。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。