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教科書袋に関する質問主意書
衆議院 第189回 第197号
質問本文
今年も入学式シーズンが終わりました。
義務教育の小学校、中学校では教科書が無償で配布されることになっています。この教科書を初めて受け取る小学校に入学する新入生には、教科書が配布される際に文部科学省が作成した袋に入れられて配られています。
この袋に書かれた文章について、恩着せがましい、気持ち悪い、怖い等とネット上で話題になっています。
教科書をこの袋に入れて無償配布することは、昭和四十一年度から続いており、翌年、文部省から出された通達によると「各学校の校長は、この紙袋を受領し、これに教科書を収納して、入学式の当日等に、教科書無償給与の趣旨を説明して、児童に給与すること」となっています。
昭和三十八年度に現在の無償配布が始まってから半世紀を経て、既に制度として定着している上、袋にこのような文章を載せることで、教科書無償給与制度の意義の理解を深めるという、当初、期待をしていた効果を果たしているとは到底思えません。また、過去十五回、小学校の入学式に参列していますが、校長先生の挨拶の中で通達に書かれているような趣旨の話を聞いたことは一度もありません。
以上の観点から、以下質問いたします。
一 文部科学省からの文章を載せた袋に入れて教科書を配布している目的は何なのですか。
二 一の目的がこの方法で達成出来ているかどうか、検証はされましたか。
三 検証されたのなら、効果はどの程度あったのですか。
四 この袋の作成費用は年間でいくらですか。
五 表紙のイラストは昭和を彷彿させるような古い印象がありますが、今後変える予定はありますか。
六 これまで変えなかった理由は何ですか。
右質問する。
政府答弁書
一について
我が国においては、義務教育諸学校の教科用図書の無償に関する法律(昭和三十七年法律第六十号)及び義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律(昭和三十八年法律第百八十二号)に基づいて、義務教育諸学校の教科用図書を無償給与することとしているが、小学校の第一学年に新たに入学する児童に対して教科用図書を無償給与するに当たって、入学を祝い、かつ、教科用図書の無償給与の趣旨の徹底を図るとともに給与の便に資することを目的として、お尋ねの袋(以下「教科書給与用紙袋」という。)を作成し、配布している。
二及び三について
文部科学省においては、教科書給与用紙袋の作成及び配布に係る効果についてお尋ねのような「検証」を行ってはいないものの、教科書給与用紙袋の作成及び配布とともに、各都道府県教育委員会教科書関係事務主管課長宛ての文書や各種会議等の機会において、教科用図書の無償給与の意義について周知を依頼してきたところであり、これらの取組を通じて、一についてで述べた目的の達成が図られてきたものと認識している。
四について
文部科学省においては、平成二十七年四月に配布した教科書給与用紙袋の作成に係る費用として六百六十七万三千八百四十三円を支出したところである。
五及び六について
お尋ねのイラストについては、一についてで述べた目的に照らして必ずしも不適当であるとは考えておらず、現時点において変更することは考えていない。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。