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米国食品医薬品局がトランス脂肪酸の使用を全廃する方針を出したことに関する質問主意書

衆議院 第189回 第279号

提出者
維新の党
提出日
2015年6月18日
内閣転送 2015年6月22日
答弁書受領日
2015年6月26日
提出から8日
答弁の項目数
2
質問 805字/答弁 421字

質問本文

米国食品医薬品局(FDA)はマーガリンなどに使用され、心臓病などとの関連が指摘されている「トランス脂肪酸」を、二〇一八年六月までに食品添加物から全廃する方針を決めたと公表しました。

トランス脂肪酸については、心筋梗塞や狭心症のリスクを増加させ、肥満を発生させやすく、アレルギー疾患を増加させる等が研究で確認されており、世界保健機関(WHO)も、トランス脂肪酸の摂取を抑えるべきだとして、一日当たりの平均摂取量を総エネルギー摂取量の一%未満とすることを勧告しています。

現在、我が国では、内閣府食品安全委員会のホームページに掲載されている『「食品に含まれるトランス脂肪酸」評価書に関するQ&A』において、「日本人の大多数は、トランス脂肪酸に関するWHOの目標を下回っています」と前提は置きながらも、「脂質に偏った食事をしている人は、留意する必要があります」「トランス脂肪酸は、ヒトに不可欠なものではなく、できるだけ摂取を少なくすることが望まれます」と記載している通り、摂取を抑える必要性は認めております。

しかしながら、日本人の平均摂取量がWHOが提示している一日の総エネルギー摂取量の一%未満であるという理由で、健康へ影響を及ぼす可能性が低いとして、加工食品への含有量の表示が義務化されておりません。

以上を踏まえ、以下質問します。

一 食品安全基本法が、国民の健康の保護が最も重要であることを基本的認識としていることに鑑みると、FDAが食品添加物から全廃する方針を発表したことを受けて、我が国においても、トランス脂肪酸を使用することを禁止するべきだと考えますが、政府の見解を伺います。

二 消費者である国民が健康に関して正確な情報をもとに安全に食品を選択出来るようにするためにも、加工食品におけるトランス脂肪酸の含有量の表示を義務付けることは最低限必要であると考えますが、政府の見解を伺います。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

食品によるトランス脂肪酸の摂取については、平成二十四年三月に食品安全委員会が取りまとめた食品健康影響評価において、「日本人の大多数がWHOの勧告(目標)基準であるエネルギー比一%未満であり、また、健康への影響を評価できるレベルを下回っていることから、通常の食生活では健康への影響は小さいと考えられる。」と評価されている。このため、トランス脂肪酸を含む食品の販売等を禁止することは、現在のところ考えていない。

二について

食品表示法(平成二十五年法律第七十号)第四条第一項の規定に基づき定める食品表示基準(平成二十七年内閣府令第十号)に基づく栄養成分の量及び熱量の表示については、消費者における表示の必要性、事業者における表示の実行可能性及び国際整合性の三点全てを満たすものについて、義務表示としたところであるが、トランス脂肪酸の表示については、これらを満たしていないことから、同基準に基づく義務表示としないこととしたところである。

衆議院の原文

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