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米軍横田基地へのCV二二オスプレイ配備に関する質問主意書

衆議院 第196回 第427号承知していない ×1

提出者
日本共産党
提出日
2018年7月6日
内閣転送 2018年7月11日
答弁書受領日
2018年7月17日
提出から11日
答弁の項目数
6
質問 1,684字/答弁 1,738字

質問本文

四月三日、日米両政府は、米軍横田基地へのCV二二オスプレイを今夏に前倒して配備すると発表した。その後、米朝首脳会談がおこなわれ、北東アジアの安全保障環境は対立から対話・緊張緩和へ大きく変化している。

ところが、米軍CV二二オスプレイは六月二十三日、政府にも無通告で、米軍横田基地に飛来し、その後、横田基地・厚木基地・所沢通信基地・大和田通信所周辺などで旋回飛行・タッチアンドゴーなどの訓練をはじめている。こうした事態をふまえて、以下、質問する。

一 事故を繰り返している米軍CV二二オスプレイの訓練が首都圏で突然はじまり、住民から、「こわい」「大変なことになった」「うるさい」などと不安が広がっている。

住宅密集地上空で米軍CV二二オスプレイが訓練をおこなう危険性について、政府は具体的にどう認識しているか明らかにされたい。

二 米国が公表した「CV二二の横田飛行場配備に関する環境レビュー」には、所沢通信基地、大和田通信所などで離発着訓練を行うとは記されていない。

政府として、米軍CV二二オスプレイの訓練が国内のどこで、どのような内容と規模で行われると把握しているのか、詳細に明らかにされたい。

三 米軍横田基地周辺の自治体は「CV二二オスプレイを使用した訓練の実施に当たっては、事前に情報提供を行うこと」との要請をしていた。政府として、この要請に対してどういう対応をとったのか、具体的かつ詳細に明らかにされたい。

また、こうした要請すら無視して、無通告で、米軍横田基地・厚木基地・所沢通信基地・大和田通信所周辺等でも、米軍がやりたい放題にCV二二の訓練を行っていることについて、政府として抗議すべきではないか。政府の見解を示されたい。

四 六月二十三日の飛来以降、米軍横田基地を拠点にした訓練が始まっている。政府は「配備」ではなく「一時的な飛来」と説明しているが、「一時的」とはどの程度の期間を指すのか明らかにされたい。

またこれは、事実上の横田「配備」という指摘もある。いったい「配備」と「一時的な飛来」との違いは何か、具体的かつ詳細な説明を求める。

五 奄美空港へ緊急着陸した際の防衛省の説明によると、米軍横田基地に飛来しているCV二二オスプレイは、嘉手納飛行場に司令部のある第三五三特殊作戦群所属とのことである。

仮に、今回の飛来が米軍横田基地への「配備」ではないとするならば、六月二十三日以降、飛来している米軍CV二二オスプレイの部隊は、現時点でどの米軍基地に配備されているのか、明らかにされたい。

六 政府は、これまで、米軍CV二二の横田基地配備について、「我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中、高い性能を有するCV二二が我が国に配備されることは、日米同盟の抑止力・対処力を向上させ、アジア太平洋地域の安定にも資すると考えています」と説明してきた。しかし、南北首脳会談、米朝首脳会談を経て、政府は、「わが国にとって安全保障上、厳しい状況は緩和された」と説明している。

安全保障環境の変化を受けて、米軍CV二二オスプレイの横田基地配備についての政府の評価は、どう変わったのか、明らかにされたい。

七 政府は、米軍横田基地に配備されるCV二二オスプレイの輸送対象となりうる米軍特殊作戦部隊の一例が「在韓国特殊作戦コマンド」と説明してきた。「在韓国特殊作戦コマンド」の作戦区域は朝鮮半島である。

南北首脳会談と米朝首脳会談を受けてもなお、「在韓国特殊作戦コマンド」は米軍横田基地に「配備」されるCV二二オスプレイの輸送対象ということは変わらないのか。政府の見解を伺う。

八 米朝首脳会談での合意を受け、朝鮮半島の非核化と永続的な平和体制の確立に向けてのプロセスをすすめるために、米韓合同軍事演習は中止が表明された。こうした中で、斬首作戦実行部隊となりうるCV二二オスプレイの米軍横田基地配備は、平和に向けたプロセスに水を差し、地域の緊張を高めることになる。

CV二二オスプレイの横田基地配備は撤回すべきではないか。政府の見解を伺う。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

米国政府は、垂直離着陸機CV二二オスプレイ(以下「CV二二」という。)の我が国における運用に際して、地域住民に十分配慮し、最大限の安全対策をとるとしており、飛行運用する際の進入及び出発経路は、できる限り学校や病院を含む人口密集地域上空を避けるよう設定すること等の内容が含まれた平成二十四年九月十九日の「日本国における新たな航空機(MV―22)に関する日米合同委員会合意」を含む既存の全ての日米合同委員会合意を遵守する旨明言している。

政府としては、CV二二の飛行に際しては、安全の確保が大前提であるとの認識の下、米側に対し、安全面に最大限の配慮を払うとともに、地域住民に与える影響を最小限にとどめるよう求めていく考えである。

二について

お尋ねの「米軍CV二二オスプレイの訓練が国内のどこで、どのような内容と規模で行われる」かについて政府として網羅的に把握しているわけではないが、米国政府が作成したCV二二の横田飛行場配備に関する環境レビューに記述のある「六つの訓練区域」のうち、我が国に所在する訓練区域での訓練内容について米国政府に確認したところ、東富士演習場においては、離着陸訓練、人員降下訓練、物料投下訓練、空対地射撃訓練及び夜間飛行訓練を、ホテル地区においては、飛行訓練及び夜間飛行訓練を、三沢対地射爆撃場においては、空対地射撃訓練、物料投下訓練及び夜間飛行訓練を、沖縄の訓練場においては、離着陸訓練、空対地射撃訓練及び夜間飛行訓練を、それぞれ行う旨説明を受けている。

なお、米軍は、日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約(昭和三十五年条約第六号。以下「日米安保条約」という。)第六条の規定に基づき、我が国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため、我が国において施設及び区域を使用することを許されている。米軍がかかる目的で我が国に駐留することを日米安保条約が認めているということは、別段の定めがある場合を除き、米軍がかかる目的の達成のため、飛行訓練を含め軍隊としての機能に属する諸活動を一般的に行うことを当然の前提としている。

三について

政府としては、CV二二の飛行運用に際しては、安全確保はもとより、周辺住民の生活への最大限の配慮が大前提であると考えており、地元の要請を踏まえ、米側に対し、情報提供を求めているところである。

また、米軍は、日米安保条約の目的を達成するため、部隊の練度の維持及び向上を図るとの観点から必要な訓練を実施しているものと承知している。

一方で、米軍は全く自由に訓練等を行ってよいわけではなく、我が国の公共の安全に妥当な考慮を払って活動すべきものであるということはいうまでもなく、政府としては、我が国における米軍の活動について、周辺住民に与える影響等を踏まえつつ、必要な場合には、協議を行う等、適切に対応していく。

四について

お尋ねについては、米軍の運用に関することであり、政府としてお答えすることは差し控えたいが、米側からは、平成三十年の夏頃に五機のCV二二を横田飛行場へ配備する予定である旨説明を受けている。

五について

御指摘のCV二二は、ハルバート・フィールド空軍基地に所在していたと米国政府から説明を受けているが、それ以上の詳細については、政府として承知していない。

六から八までについて

政府としては、高い性能を有するCV二二が我が国に配備されることは、日米同盟の抑止力・対処力を向上させ、我が国の防衛及びアジア太平洋地域の安定に資すると考えており、また、我が国において首都直下地震や南海トラフ地震等の大規模災害が発生した場合にも、CV二二により迅速かつ広範囲にわたって、人道支援・災害救援活動を行うことができると考えている。この認識については、米朝首脳会談等の結果を踏まえても変化はなく、米国政府に対して横田飛行場への配備計画の撤回を求めることは考えていない。

なお、これまで、米側からは、横田飛行場に配備されるCV二二の主な任務は米軍の特殊作戦部隊の輸送との説明を受けているが、米朝首脳会談等の結果を受けてCV二二の輸送対象に変更が生じたとの説明は受けていない。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

承知していない ×1

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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