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羽田空港増便計画に伴う新飛行ルート間近に位置する上皇陛下仙洞仮御所の諸対策に関する質問主意書

衆議院 第198回 第159号お答えすることは困難 ×2趣旨が明らかではない ×3

提出者
無所属
提出日
2019年5月7日
内閣転送 2019年5月13日
答弁書受領日
2019年5月17日
提出から10日
答弁の項目数
4
質問 1,284字/答弁 965字

質問本文

政府は二〇二〇年に開催される東京オリンピック・パラリンピック前を目途にした羽田空港の国際線増便計画に伴い、東京二十三区上空を含む新たな飛行ルート(以下、新飛行ルート)の採用に向けて説明会等を続けている。しかし第百九十七回国会における質問第九八号及び今国会で先に提出した質問第二九号、またそれぞれに対する安倍晋三内閣総理大臣からの答弁書でも示されている通り、ルート直下及び周辺住民からは騒音や落下物に対する不安の声が上げられている。同時に、先般、皇室において御世代わりが行われたが、退位された先帝である上皇陛下の「仙洞仮御所」として「高輪皇族邸」(東京都港区高輪一の十四の一)の使用が決定されている。「高輪皇族邸」は、新飛行ルート案における南風時のC滑走路への着陸ルートのほぼ真下に位置しており、当然両陛下の生活に対しても、先述の住民から挙げられているのと同様の懸念が持たれることになる。在位時に国家国民を思われ大変なご尽力をいただいた両陛下には、退位後は静かな環境下で新たな生活を送っていただきたいとの立場から質問させていただく。

一 仙洞仮御所への両陛下のお住まいについて

1 上皇・上皇后両陛下の仮住まいの期間はいつからいつまでか。

2 本件新飛行ルートについて、国土交通省もしくはその他の省庁から宮内庁へ説明はなされているのか。

二 仙洞仮御所の防音体制について

1 新飛行ルートにおいて上皇・上皇后両陛下の仮住まいである仙洞仮御所の真上付近を航空機が通過するとき、その機体の飛行高度は地上何メートル程度と想定されているか。

2 1に関連して、仙洞仮御所の真上を航空機が飛行するとき、その直下の地上での騒音レベルは何デシベル程度と予想されるか。国土交通省の資料「羽田空港のこれから」に代表的に引用されるボーイング社製の大型機、中型機、小型機の場合について、その騒音レベルをお示しいただきたい。

3 仙洞仮御所の騒音対策についてお尋ねする。新飛行ルート案において羽田空港C滑走路への着陸ルート使用時には、十五時から十九時にかけて、一時間当たり最大三十回の航空機の飛行が見込まれている。他方、上皇・上皇后両陛下は、退位後も、国民のために祈りを続ける意思を示されていると、多くの報道機関が伝えている。祈りを行う環境として断続的な騒音が想定される状況は適切ではないと考えられる。2で想定される騒音は、仙洞仮御所の建物内では、どの程度の騒音として体感されるか。

三 航空機からの落下物への対策について

1 政府の真剣な落下物対策への取り組みにもかかわらず、航空機からの落下物の報告は後を絶たない。新飛行ルートが採用された場合、上皇・上皇后両陛下のお住まい「仙洞仮御所」に航空機からの落下物が直撃される可能性はないか。可能性がない場合、その理由は何か。可能性がある場合、現在それに対して何らかの対策を検討しているか。

2 新飛行ルートが採用された場合、「仙洞仮御所」敷地内を含めた両陛下の近隣へのお出かけの際を想定した、航空機からの落下物対策を予定しているか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一の1について

お尋ねの「上皇・上皇后両陛下の仮住まいの期間」の意味するところが必ずしも明らかではないが、上皇上皇后両陛下の吹上仙洞御所からの御移転の時期等は未定である。

一の2について

東京国際空港(以下「羽田空港」という。)における新たな飛行経路案(以下「新経路案」という。)の内容については、既に国土交通省から宮内庁に対して説明を行っている。

二について

お尋ねの「仙洞仮御所の真上付近」の意味するところが必ずしも明らかではないが、御指摘の「仙洞仮御所」が高輪皇族邸を指すとすれば、新経路案のうち羽田空港のC滑走路へ着陸する飛行経路において、航空機は、最も当該飛行経路に近い同皇族邸の敷地の中の地点から西へ約百二十メートルの地点を、約四百五十メートルから約六百メートル程度の高度で飛行することを想定している。

また、お尋ねの「国土交通省の資料「羽田空港のこれから」に代表的に引用されるボーイング社製の大型機、中型機、小型機」が当該高度で飛行した場合の当該飛行経路直下における航空機の騒音レベルの最大値は、それぞれ、七十三デシベルから七十六デシベル程度、六十九デシベルから七十四デシベル程度及び六十八デシベルから七十一デシベル程度と想定している。

なお、これらの値は、実際の航空機の運航時における、その重量等の運航条件や風向等の気象条件によって変動し得るものである。

また、一般に、屋内では航空機の騒音レベルは小さくなるが、その程度については、建造物の材質及び構造等により異なるため、御指摘の「2で想定される騒音」について、高輪皇族邸の屋内での騒音レベルを一概にお示しすることは困難である。

三について

一般に、航空機からの落下物が発生した場合の落下地点は、当該落下物の形状及び重量並びに当該落下物が発生した際の天候等の様々な要因により定まるものであるため、お尋ねの「可能性」をお示しすることは困難である。

また、お尋ねの「「仙洞仮御所」敷地内を含めた両陛下の近隣へのお出かけの際を想定した、航空機からの落下物対策」の意味するところが必ずしも明らかではないが、いずれにせよ、政府としては、先の答弁書(平成三十一年二月十九日内閣衆質一九八第二九号)三についてでお答えしたとおり、航空機からの落下物対策に万全を尽くしてまいりたい。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

お答えすることは困難 ×2趣旨が明らかではない ×3

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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