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特殊物件中通信器材の払下げに関する質問主意書

衆議院 第6回 第72号

提出者
衆議院
提出日
1949年11月24日
内閣転送 1949年11月25日
答弁書受領日
1949年12月1日
提出から7日
答弁の項目数
0
質問 465字/答弁 726字

質問本文

衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿

特殊物件中通信器材の拂下げに関する質問主意書

一 終戰によつて、逓信省が陸海軍から讓り渡しをうけた通信器材は、どの位あつたか。

昭和二十二年三月の第九十二国会において、当時の一松逓相は、終戰直後数億円近くあつたと述べている。

二 物件はいかなる業者に拂い下げられたか。(その詳細を提出されたい)

特定の業者にその大半が拂い下げられているというが、如何。

三 物件はいかなる方法によつて拂い下げられたか。

四 拂下資材の中には輸出用として拂い下げたものが相当多数にあるというが、輸出した形跡がない、これに対し政府はどのように考えるか。

五 どの位の価格で拂い下げられたか。

六 代金の未徴收が多いというが、その現状如何。

代金の未徴收は、今日まで何故放置しておいたのか。

七 この事件が、労組によつて、問題にされると、小澤大臣は、あわてて三洋商会のみを相手に代金完納の訴訟をしているが、何故、事件の全ぼうを究明することなく、一つの商会に限つて、このような手段をとつたのであるか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一 旧逓信省が連合軍から引継を受けた資材は別表のとおりであります。

二 本件につきましては第一回国会に返還通信資材処分状況として提出済でありますので御了知願います。なお、特定の業者にその大半を拂い下げた事実はありません。

三 終戰後内閣に特殊物件処理委員会が設置されて、総括的基本方針が決定し通信資材專門委員会が下部機関として設置され、ここで一定の配分基準率が決り、資材の配分が実施されたのであります。

四 輸出用として拂下げたものは所定のルートを通じ輸出されております。

五 拂下資材の評価は原則として引渡当時の公定価額、公定価額のないものは公定価額を参考として定むる時価を基準価額とし、これより一定の利用減価率と運賃減価率を差し引いた額であります。これ等の評価額は約二億六千百八十八万円余となつております。

六 本年九月末日現在未徴收金額は約千八百万余円あり、この内約六百二十万余円は閉鎖機関に指定せられた会社でありまして目下精算中であります。その他約千二百万円余の未徴收につきましては債務会社に対し徴收に全力を盡し、毎月多額の金額の徴收をみております。

なお、徴收見込のないものについては目下法務庁に訴訟方申請中であります。

七 三洋商会については労組によつて問題にされて提訴した事実はありません。

資材を拂下げた会社中、三洋商会に対しては最高額の未徴收金即ち八百万余円の債権がありましたので、その回收に努めた結果二十三年十一月五百万円の納金を得ましたが、その後、到底徴收の見込みがないように考えられましたので、二十三年十二月訴訟を提起し本年六月末日、東京最高裁判所において最終判決を見まして目下差押え物件について努力中であります。

右答弁する。

衆議院の原文

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