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旧日本医療団の財産処分に関する質問主意書

衆議院 第7回 第80号

提出者
衆議院
提出日
1950年3月9日
内閣転送 1950年3月16日
答弁書受領日
1950年3月22日
提出から13日
答弁の項目数
0
質問 537字/答弁 653字

質問本文

衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿

旧日本医療団の財産処分に関する質問主意書

一 旧日本医療団(東京都千代田区三年町一清算人赤木※(注)治)が所有せる資産は、終戰当時どれほどであり、現在どれくらいであるか。

二 政府は、その財産処分に関し、いかなる監督と指示を行つているか。

三 旧日本医療団の所有地として、茨城県新治郡石岡町には、相当の山林原野があつたが、これをいかに処分し又は処分しようとしているか。

右の山林原野は、当然農業用地として開放すべきであると思うが如何。

四 これらの土地に対し、地元農民は、立木のまま、採草地、薪炭林として開放を要求し、地元農地委員会もこれに同意しているにもかかわらず、同町若松町五七一番地脇谷貞助氏は、旧日本医療団と古くより因縁あるものであるが、右の土地十三町八反七畝二十七歩を九十七万五千円で買い受けたと称し、伐採を始めている。この結果、この山林に水源をもつ周囲の水田は植付不能となる危險があり、又長年利用していた採草地、薪炭林を奪われる結果になつている。政府は、かような処分方法が閉鎖団体の財産処分方法として妥当と思うか。

五 右の如き事実に対し、政府はいかなる措置をとり得る権限を有し、又今後いかなる措置をとるか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一 日本医療団の所有している土地、建物、その他の資産は、昭和二十一年三月末現在金一億三千九百九十六万余円、昭和二十四年八月末現在金三億二千五百三十八万余円である。

二 日本医療団は解散法令に従つて清算を行つているが、その清算に関しては、厚生省は常時指導と監督を行い、清算の適正迅速なる結了を期せんがため厚生大臣は清算計画大綱を指示し、日本医療団はこの大綱に従つて清算を行つている。

三 石岡町所在の日本医療団の所在地については、医療団は結核療養所敷地として買收したが、医療団は解散し、医療団所有の結核療養所は凡て国へ移管されることになり、この施設も国への移管を希望したが国において買收しない方針となつたので、これを処分財産として処分することとなり適当な引受先を物色したが、適当な価格をもつて引受ける希望者がなかつたためその処分は延引した。しかしながら最近に至り本土地については石岡町の採草地組合との間に小作調停により売買契約が成立し金十八万七千三百六十六円をもつて讓渡することに決定し、その代金も五月末までに支拂うこととなつている。

四 医療団はその清算を迅速にしかも適正な価格をもつて財産を処分しなければならないので、立木の処分についても清算上妥当なものとしてこれを認めたが質問のような事実があればよく調査したい。

五 政府は不当な財産処分をしないよう常に指導監督しているので調査の結果もしこの処分が適正でなければ円満に解決させるよう医療団に対して指示したい。

なお今後も同様の方針である。

右答弁する。

衆議院の原文

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