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刑務所の服役者に関する質問主意書

衆議院 第9回 第25号

提出者
衆議院
提出日
1950年11月22日
内閣転送 1950年11月27日
答弁書受領日
1950年12月2日
提出から10日
答弁の項目数
0
質問 239字/答弁 865字

質問本文

衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿

刑務所の服役者に関する質問主意書

一 戰後全国の各刑務所は、服役者を作業に使用し、現在においてはますますその規模及び範囲を拡大し、このために民間業者は重大な脅威をうけている。この事実について政府の所信をお聞きしたい。

二 又、戰後全国各刑務所において、服役者が作業によつて不具になつた者が相当数に上つていると思料する。そこでこれらの不具者の数を明らかにされたい。

政府は、これらの服役者に対していかなる生活の保障をするのか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一 刑務所の收容能力にはおのずから限度があるから、いわれるように作業の規模及び範囲を拡大することには、事実上大きな制約がある。しかし、刑務所が作業を経営することは事実上民業と競合することになるから、第一に自給作業(つまり刑務所の需要)に主力を置き、次に司法部その他の官公需に註文を求め、民間からの註文は最後に廻す方針で進んでおり、その民間の需用を求める場合にも現地職業安定所と話し合つて、その摩擦を避けているのである。

二 政府は、これらの服役者に対していかなる生活の保障をするのか。

刑務作業に従事中、被災によつて死亡し、又は被傷した者の数は三箇年間の数字は次の通りである。

種     別

二二年

二四年

二五年

備考

死   亡

一二人

一一人

七人

但し二十五年は十月末現在

傷   病

終身自由を弁ずること能はざる者

七人

三〇人

三人

終身労務に服すること能はざる者

一〇人

三三人

二人

労務能力大部を失つた者

二三人

七人

二人

労務能力に著しく支障を来す者

一四人

四人

一二人

労務能力高度に減退せる者

三四人

―

一七人

計

一〇〇人

八六人

四三人

これについては工場における安全管理、衞生管理には、万全の措置を講じており、かかる被災者の絶滅に最大の努力を拂つている一方、万一そうした不幸の者に対しては、次の金額を保障している。これは従来に比し大幅の増額であるが、今後も増額に努めて保障の万全を期したいと考えている。

種     別

最   高

平   均

最   低

死 亡 手 当

一五、〇〇〇

円

一三、〇〇〇

円

一〇、〇〇〇

円

傷 病 手 当

終身自由を弁ずること能はざる者

一八、〇〇〇

一三、〇〇〇

八、〇〇〇

終身労務に服すること能はざる者

一五、〇〇〇

一〇、〇〇〇

五、〇〇〇

労務能力の大部を失いたる者

一一、〇〇〇

七、〇〇〇

三、〇〇〇

労務能力に著しく支障を来す者

八、〇〇〇

五、〇〇〇

二、〇〇〇

労務能力高度に減退せる者

五、〇〇〇

三、〇〇〇

一、〇〇〇

右答弁する。

衆議院の原文

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