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政府の書類保管等に関する質問主意書

参議院 第1回 第96号

提出者
参議院
提出日
1947年10月14日
内閣転送 1947年10月18日
答弁書受領日
1947年10月24日
提出から10日
答弁の項目数
0
質問 474字/答弁 586字

質問本文

一、政府は、大震災により、或は、空襲により、或は、火災により、重要書類等を焼失、紛失し、国民に対し非常なる迷惑をかけておる。これ等災害の続出により悪官吏が、暗躍する場合が多い様に思われる。完全なる書類保管の建築を日本銀行或は他の銀行の様に致すべきであるが、政府の処見を問う。

二、政府は、国家資材である鉄道の枕木を各駅々に雨天に積み重ねて風雨の為、腐敗にまかしておる。風雨中には沢山の腐敗源たる、アドソバクター、レヂヲバクター、クロストリヂウムバクター等幾百種の菌がおり、硝酸々性を雨は相当含んでおる。之の原理を知らず、一本参百円、五百円の栗樹、檜樹の枕木を全日本にて幾億万円にも及ぶ資材を毎日腐らしておる。天下にかくの如き無駄がありや。バラツクでも急ぎ作り風雨に打たれざる様すべきであるが、責任政治を取る片山首相の御処見を問う。

右質問に対し速かなる答弁を要求する。

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電話:03-3581-3111(大代表)

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参議院の原文・経過

政府答弁書

一、御趣旨の通り官庁の重要書類を各種の災害から擁護することは肝要なことであるから将来官衛は予算の許す限り速かに本建築にすると共に書類の安全なる格納に必要な施設をも完備したい。

二、(一) 枕木は戦時中から引続き需給逼迫のため不足の状態を続けていたが最近に到つて公価の改正及び当局の努力によつて納入が好調を示して来たため納入駅に若干の在貨があるが、貨車の手配を俟つて直ちに輸送されるものである。然し北海道地区においては、輸送力不足のため相当滞貨されたが、これも海上輸送その他特別の手配によつてその大部分の輸送を完了している。

(二) 国鉄の枕木はクリ、ヒノキ等の如き硬質材はその儘使用し、その他のものはクレオソート等の防腐剤を注入して使用するものであり、これらは相当期間風雨にさらしても何等の損傷もないものである。従つて枕木のために上屋を作ることは、かえつて通風を防ぎ乾燥を遅らせる結果となるから得策でない。

各駅頭にある腐蝕せる枕木は、一度使用済のもので、再び枕木としては使用不能のものであり、他の目的に使用するため積み重ねておくものである。

(三) 保線区においては、線路の保修及び不時の災害事故に対して常に或る程度の枕木を保有しておく必要があるが、枕木の需給逼迫の現状では最少限度の数量を保持するに過ぎず、保有期間としても同一枕木については二ケ月以上に渡ることはない。

参議院の原文

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