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保健所費用支出等に関する質問主意書

参議院 第1回 第119号

提出者
参議院
提出日
1947年11月12日
内閣転送 1947年11月15日
答弁書受領日
1947年11月21日
提出から9日
答弁の項目数
0
質問 458字/答弁 728字

質問本文

一、全国の保健所は政府の考えらるる理想通り運営されて居らない、その主因は国庫の支出が悪るい点に主たる原因がある。悪性インフレで国民は耐乏生活を片山首相の言わるる通りやつておるが、当然必要の経費は出すべきであるが政府の処見を問う。定員に対し正味の数たる保健所の医師就任数及保健所の保健婦数御答弁を乞う。

二、戦災により焼失した全国の薬学専門学校校舎、研究設備は、国家が全力を挙げて支援すべきである。高度化学文化国日本を建設する為、援助貸付金を政府はすべきであるが、処見を問う。

三、盲人にて出来る職業は、盲人独自の(感)、或は(勘)による、指圧療術又は、鍼灸術である。特に鍼灸術の効果は施術者の多くの認むる処である。之の人々に鍼灸術を天職として許可するは、政府の最良の政策である。政府は今後も盲人の鍼灸術を許可すべきであるが、処見を問う。

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参議院の原文・経過

政府答弁書

一、保健所が理想通り運営されない一つの原因が国庫の支出が少い点にあることは全く同感である。

これは従来衛生行政特に保健所費の如く健康を積極的に向上するに必要な経費の支出は可なり困難であつた事情によるものであるが、今後は文化国家建設の上からいつても、かような経費が相当重要であると考えられるので本年度追加予算には従来の倍額程度を支出するように国会に所要予算を提出中である。なお今後もこの予算の増額には努力する心算である。現在保健所は医師一、二一一名、保健婦三、二一五名の定員であるが六月現在の医師及び保健婦の就職数は医師八八二名、保健婦二、五一九名である。

二、直轄薬学専門学校の戦災は二校で昭和二十一、二十二両年度においてそれぞれ公共事業として建物復旧工事を実施中である。なお昭和二十三年度においても残り工事につき予算要求中である。(別表一対照のこと)

私立薬学専門学校の戦災は七校であるがうち帝國女子医学、薬学、理学専門学校、東京女子薬学専門学校及び昭和女子薬学専門学校に対しては私立振興協議会の議を経て昭和二十一、二十二両年度において低利長期償還の政府貸付金を貸付し建物復旧を助策している。爾余の四校は被害比較的軽微のため私学振興協議会の議において貸付の対象とならなかつたものである。なお昭和二十三年度分としても相当予算を要求中である。(別表二対照のこと)

別表一

別表二

三、鍼灸按摩柔道整復等の取扱に関しては人体の健康に密接な関連があるので慎重に考究いたしました結果一応成案を得ましたので関係方面の諒解を得た上法律案として今国会に提出する予定でありまして、盲者についても制度上の区別を設けず能力ある者については将来も鍼灸術をなさしめる考であります。

参議院の原文

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