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米国の戦略防衛構想(SDI)に関する質問

参議院 第102回 第14号

提出者
参議院
提出日
1985年1月7日
内閣転送 1985年1月12日
答弁書受領日
1985年1月25日
提出から18日
答弁の項目数
1
質問 844字/答弁 498字

質問本文

米国の戦略防衛構想(SDI)に関する質問主意書

年頭のロサンゼルスにおける日米首脳会談において、中曽根総理は米大統領の戦略防衛構想(SDI)に関する説明に対して、理解を示したことが明らかとなつた。この時機に、本問題に関する総理の考え方などが国民の前に明らかになることは、時宜を得たものであると思う。

そこで、以下数点について質問するので、中曽根総理の率直な見解を求める。

一 一九八三年三月、米大統領はいわゆる「スター・ウォーズ演説」において、SDIは「核兵器を無力化し、時代おくれの廃物とする手段だ」と述べたが、総理はそのことについてはどう判断しているか。

二 「このSDIが弾道ミサイルに対する完璧な防衛システムとなるには、何十年もかかり、その発展の各段階では米ソ双方をより強力な攻撃用又は防衛用の核兵器の開発に走らせ、また、SDIシステムそのものを攻撃する兵器を含む軍拡レースをひき起こし、軍拡は全く新しい段階を迎える」という内外の識者の意見があるが、これに対して総理はどう考えるか。

三 核兵器のもたらす危険を科学あるいは技術によつて封じ込め得ると考えるのかどうか、総理の所信を明らかにされたい。

四 総理が、今日の段階でSDIに対して理解を示した理由と根拠は何なのか。

五 SDIについては西欧諸国はどのような対応をしているのか。イギリス、西独、フランスについてどういう事情でそういう対応をしているのか明らかにされたい。

六 総理は記者会見で、SDIに対して「わが国は独自の憲法があり、国是の範囲で対応を考える」と述べているが、ここでいう「独自の憲法」と「国是の範囲」とはそれぞれどういうことを指しているのか。

七 「対応を考える」というのは日米軍事技術協力を含むのかどうか。そのほかに何が考えられるか。

八 今回、SDIシステムに理解を示したが、今後これが、米ソの激烈な軍拡競争の新段階を迎えることが明らかになつた場合、今回の「理解する」との発言は取り消すのか。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一から八までについて

米国の戦略防衛構想(以下「SDI」という。)は、弾道ミサイルに対する非核の防御的手段を講ずることにより弾道ミサイルを無力化し、ひいては核兵器の究極的廃絶を目指すものであると承知している。また、SDIは、二十一世紀をも見越した極めて長期的な構想であり、現在、研究の段階にあると承知している。

政府としては、SDIがこのような目的を有するものであることにかんがみ、米国がSDIの研究を進めることについて理解を示したものであり、今後米側から情報の提供とともに必要に応じ協議を受け、政府としていかなる対応をしていくかについては、平和国家としての我が国の基本的な理念を踏まえて、自主的に検討していく所存である。いずれにせよ、SDIは極めて長期的な構想であることもあり、現時点でSDIの今後の推移の見通しや政府としての具体的対応について述べることは差し控えたい。

なお、政府としては、第三国の見解につき述べる立場にはないが、西欧諸国はSDIにつき関心を示しており、例えば、サッチャー英首相は、昭和五十九年十二月のレーガン米大統領との会談においてSDIにつき種々話し合つたと承知している。

参議院の原文

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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。

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