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ポリオの予防接種に関する質問主意書

参議院 第169回 第63号お答えすることは困難 ×1

提出者
参議院
提出日
2008年3月6日
内閣転送 2008年3月10日
答弁書受領日
2008年3月14日
提出から8日
答弁の項目数
3
質問 858字/答弁 890字

質問本文

ポリオ生ワクチンの予防接種を受けた乳児がポリオを発症したとの報道があった(平成二十年二月二十六日付朝日新聞外掲載)。ポリオの予防接種については、平成十八年十一月二十八日の参議院厚生労働委員会において、私が、厚生労働省における不活化ワクチン導入に関する検討状況、今後の方針等について質したところである。その後、今回のような事例が発生し、不活化ワクチンの早期導入による健康被害の回避は、従前にも増して喫緊の課題であると思われるが、現在の政府の検討状況、今後の方針が明らかになっていない。

そこで、以下のとおり質問する。

一 前述のポリオ発生に関する調査結果の概要を示されたい。また、今回の発生により、健康被害回避策を新たに講ずる考えはあるか。

二 我が国における平成元年以降の、自然感染によるポリオ発生及び予防接種後副反応について、それぞれその数を明らかにされたい。また、予防接種後副反応については、軽微なもの及び予防接種健康被害認定審査会で認定されたポリオワクチン接種後に麻痺を来したものに区分し、それぞれその数を明らかにするとともに、平成十六年以降の二次感染者の認定数についても明らかにされたい。

三 平成十八年十一月二十八日の参議院厚生労働委員会において、私が、国としてポリオワクチンの不活化についてしっかりとしたビジョンを示していただきたいと質したところ、柳澤厚生労働大臣は「できるだけ早く不活化されたワクチン、これは単味であろうと四種混合であろうと早く実際の子供たちに提供できる、こういう体制をつくっていかなければならないと、このように思っておりますので、そういう考え方でこれから私としては臨んでまいりたい」と答弁している。その後の政府の対応と現状を明らかにされたい。

四 今後、近い将来に不活化ワクチンが提供されるのであれば、生ワクチン接種による危険性と自然感染による危険性を比較衡量し、現行の生ワクチン接種の停止も含めた予防の在り方について検討すべきであると考えるが、政府の見解を示されたい。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一及び三について

御指摘の報道の事例について北海道庁に確認したところ、北海道に居住している生後六月の男児が平成十九年十一月十六日に生ポリオワクチンを接種され、その後、同年十二月三日に発熱、同月六日に副反応と思われる両側下肢の麻痺症状を来し、現在も治療を受けているとのことである。こうした副反応は、生ポリオワクチン接種後に極めてまれに生じるものであり、その発生を回避するためには、不活化ポリオワクチンの使用が効果的であると考えられる。厚生労働省としては、不活化ポリオワクチンについては、現在、製薬企業において、薬事法(昭和三十五年法律第百四十五号)に基づく製造販売の承認申請(以下「承認申請」という。)を行うための治験を行っていると承知しており、製薬企業に対して重ねて早期の承認申請をお願いしているところであるが、当該ワクチンの承認申請があった場合には、迅速に審査を行うなど適切に対応する方針である。

二について

我が国においては、昭和五十五年を最後に自然感染(野生株由来のポリオ感染をいう。以下同じ。)によるポリオ患者は発生していない。また、予防接種後副反応については、その症例報告が開始されたのが平成六年十月からであり、同月から現時点までに報告された件数は、百八十二件であるが、御指摘の「軽微なもの」という分類での報告は行われておらず、その件数についてお答えすることは困難である。

予防接種健康被害認定審査会において生ポリオワクチン接種後に麻痺を発症したと認定された事例は、平成元年度以降八十件であり、また、同審査会において生ポリオワクチンを接種された者からの二次感染と認定された事例は、平成十六年度以降五件である。

四について

我が国においては、二についてで述べたとおり、自然感染によるポリオ患者は昭和五十五年を最後に発生していないが、海外では現在でも発生しており、ワクチン接種を停止した場合、当該発生国から来た者等からの感染の危険性もあるため、専門家の意見も踏まえ、不活化ワクチンを使用できない現状においては、生ポリオワクチンの接種を継続する必要があると判断したものである。

参議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

お答えすることは困難 ×1

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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