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信用保証協会の業務の拡大による中小企業の資金繰り対策に関する質問主意書

参議院 第170回 第134号

提出者
参議院
提出日
2008年12月17日
内閣転送 2008年12月22日
答弁書受領日
2008年12月26日
提出から9日
答弁の項目数
4
質問 670字/答弁 926字

質問本文

景気の後退に伴い企業、特に中小企業の資金繰りが苦しくなってきている。このような中で一次補正予算による緊急保証枠六兆円が設定され、現在中小企業融資への信用保証提供が行われている。

しかしながら、全国各地の信用保証協会の窓口は混雑しており、多くの方々が審査を長時間待つ状況にある。場所によっては数日も待つ状況になっている。

このような状況を踏まえ以下質問する。

一 各地の信用保証協会においては、商工会、商工会議所、外部の中小企業診断士などから審査の支援を得ているところもあるが、より一層審査体制を強化する必要があるのではないか。特に地方では審査を担う人材が不足しており、二次補正においては審査体制を強化するための予算を手当てすべきと考えるが、政府の見解を示されたい。

二 緊急保証制度の対象業種は、十月三十一日に五百四十五業種だったものを十一月十四日には六百十八業種に、十二月十日には六百九十八業種に順次拡大しているが、審査を受ける者の中には自分の業種が対象となるかどうかを明確に認識できない者もいる。「原則すべての業種を対象とする」という形に拡大できないか。政府の見解を示されたい。

三 各地の信用保証協会において窓口の対応やサービスに違いが生じてきている。各地のベストプラクティスを集め、それを全国に普及すべきと考えるが、政府の見解を示されたい。

四 緊急保証枠がなくなる懸念を払拭するためにも追加補正予算を至急提出すべきではないか。また、緊急性に鑑み中小企業関連予算を分離して提出すべきと考えるが、政府の考えを示されたい。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一について

安心実現のための緊急総合対策(平成二十年八月二十九日「安心実現のための緊急総合対策」に関する政府・与党会議、経済対策閣僚会議合同会議決定)において導入された原材料価格高騰対応等緊急保証制度(以下「緊急保証制度」という。)の実施に当たっては、緊急保証制度の実施主体である各地の信用保証協会において、審査部門への人員の増強、業務時間の延長及び休日業務の実施並びに地方公共団体、商工会、商工会議所、金融機関等の関係機関及び中小企業診断士との連携がなされることにより、相談・審査体制の強化が図られているものと承知している。

二について

緊急保証制度については、売上減少などによって特に業況が悪化している業種の中小企業者を重点的に支援するという観点から、対象業種を指定することとしている。現在では六百九十八業種を指定し、これにより全国の中小企業者の約八割に当たる三百十四万社が、緊急保証制度の対象となっている。今後も、経済社会情勢の変化に対応し、対象業種を継続的に見直すこととしている。

なお、緊急保証制度の対象業種に該当しない中小企業者であっても、信用保証協会の一般保証制度や日本政策金融公庫のセーフティネット貸付制度を利用することは可能である。

三について

政府としては、緊急保証制度の実施を前にした平成二十年十月二十九日に、各地の信用保証協会に対し、中小企業者の経営実態や特性を踏まえた保証判断を行うよう文書で要請し、その後も、中小企業者の立場に立った適切な対応を、繰り返し要請してきている。

なお、各地の信用保証協会においては、信用保証協会の全国団体である社団法人全国信用保証協会連合会を通じ、緊急保証制度に係る取組等についての情報共有が図られているものと承知している。

四について

政府としては、中小企業者の平成二十年度末以降の資金繰り対策を念頭に緊急保証制度の事業規模を拡大するための予算措置を含め、生活対策(平成二十年十月三十日新たな経済対策に関する政府・与党会議、経済対策閣僚会議合同会議決定)等を踏まえた平成二十年度第二次補正予算及び平成二十一年度予算を、次期通常国会に速やかに提出し、一日も早い成立に向け全力を尽くしてまいりたい。

参議院の原文

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