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田中文部科学大臣の大学設置審改革についての発言に関する質問主意書
参議院 第181回 第54号
質問本文
本年十一月二日に行われた田中文部科学大臣の記者会見において、田中大臣は設置認可を申請していた三大学を不認可とする旨の発言を行い、その一週間後に設置を認可する旨の決定を行った。その際、田中大臣は、大学のあり方や大学設置・学校法人審議会(以下「大学設置審」という。)のあり方について、疑問を呈し、改革の意欲を示している。日本の若者によりよい教育を提供するために、大学のあり方や大学設置審のあり方は常にチェックされ改善される必要があるが、これに関する田中大臣の発言には不明な点も多い。
よって、以下質問する。
一 田中大臣は、三大学の不認可の理由の一つとして、現在の大学の数の多さをあげ、「量より質」に転換すべきとの旨を発言している。しかし、この発言における「質」とは何を指しているのか不明である。大臣の言う「質」の定義がはっきりしなければ、どのような大学の改革を行うのか、その方向性も不明である。「質」とは大学に在籍する学生の偏差値を指すのか、あるいは大学生一人一人の社会性や人間性を指すのかで、それぞれの大学の評価や目指す改革の方向性は異なってくる。田中大臣の目指す改革の真意を明確にし、国民の理解を得るためにも、大臣発言にあった「質」の定義、あるいは具体的内容を明らかにされたい。
二 田中大臣は、大学設置審の改革、大学設置基準の見直しについて言及しているが、前記一で取り上げた「質」という観点から、大学設置審や大学設置基準をどのように改善しようとしているのか明らかにされたい。
右質問する。
政府答弁書
一について
平成二十四年十一月二日の記者会見における、御指摘の田中文部科学大臣の大学教育の「質」についての発言は、大学において、学生が学力を含め総合的な人間力を身に付けて社会的に自立していくために必要な教育が行われるためには、入学する学生の確保を含め、安定した経営の下で、適切な教育体制が整備され、学生の卒業後の進路も適切に確保される見通しがあることが重要であるという考えによりなされたものであると承知している。
二について
文部科学省においては、今般、大学の設置認可の在り方を見直すため、「大学設置認可の在り方の見直しに関する検討会」を立ち上げたところである。同検討会では、一についてで述べた大学教育の「質」の確保を図る観点から、大学の設置に関し、例えば、設置の必要性、学生確保の見通し、経営面での安定性等に関する審査の厳格化や、御指摘の「大学設置・学校法人審議会」の委員構成などの審査体制の見直しを検討することを通じて、大学教育の「質」の向上を図りたいと考えている。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。