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「核兵器禁止条約の交渉開始を求める決議」に棄権すらしなかった理由に関する質問主意書
参議院 第192回 第18号
質問本文
一 平成二十八年十月二十八日の国連総会第一委員会での「核兵器禁止条約の交渉開始を求める決議」の採決に際し、わが国は世界で唯一の戦争被爆国であるにも関わらず政府がこれに「賛成」はもとより「棄権」すらしなかった理由について、「なぜ、いかなる理由に基づき棄権でもなく反対のみが唯一の手段であると考えたのか」及び「棄権とすることによって、どのような不都合が生じうる等と考えたのか」を具体的に示しながら詳細に説明されたい。
二 国連総会第一委員会での「核兵器禁止条約の交渉開始を求める決議」の採決の前に、米国政府から日本国政府に対し、同決議に反対することを求める旨の文書が提出されていたのか。提出されていた場合は、その内容を明らかにされたい。また、日本国政府に対して同様の趣旨の対応を求めるその他の意思表示が米国政府からなされていた場合はその態様及び内容について明らかにされたい。
三 政府は、「核兵器禁止条約の交渉開始を求める決議」で求めている条約交渉に参加するのかどうかについて明確に示されたい。また、参加する場合は、どのような交渉方針に基づくこととするのか明確に示されたい。なお、参加あるいは不参加とする場合、あるいは、現時点で答弁できない等とする場合のいずれにおいても、その理由を明確に示すこと。
右質問する。
政府答弁書
一について
核軍縮に関する我が国の基本的立場は、核兵器のない世界の実現のためには、核兵器の非人道性に対する正確な認識及び厳しい安全保障環境に対する冷静な認識に基づき、核兵器国と非核兵器国との間の協力による現実的かつ実践的な措置を積み重ねていくことが不可欠であるというものである。御指摘の決議案は、北朝鮮の核・弾道ミサイル開発が我が国の安全に対する重大かつ差し迫った脅威となっている中で、このような我が国の基本的立場に合致せず、また、核兵器国と非核兵器国との間の対立を一層助長し亀裂を深めるものであるとの理由から、慎重な検討を重ねた結果、反対したものである。
二について
外交上の個別のやり取りについては、相手国との関係もあり、お答えすることは差し控えたい。
三について
御指摘の交渉に参加するか否かについては、平成二十八年十月二十八日の衆議院環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会等において岸田外務大臣が答弁しているように、交渉が開始されることとなる以上は、交渉に参加し、唯一の戦争被爆国として、核兵器国と非核兵器国との間の協力が不可欠であるとの立場から、主張すべきことはしっかりと主張していくことも念頭に置いているが、いずれにせよ、交渉の在り方の詳細に関する今後の議論等も踏まえ、検討していく考えである。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。