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沖縄県辺野古沿岸域の地層に関する質問主意書

参議院 第196回 第35号お答えすることは困難 ×1趣旨が明らかではない ×2

提出者
参議院
提出日
2018年3月12日
内閣転送 2018年3月14日
答弁書受領日
2018年3月20日
提出から8日
答弁の項目数
6
質問 1,443字/答弁 812字

質問本文

政府は、沖縄県民の民意に反し、沖縄県名護市の辺野古沿岸域においてアメリカ合衆国軍隊のための新たな軍事基地建設を強行に推し進め、さらには地質学の専門家等が「辺野古沿岸域に活断層が存在する可能性が高い」と指摘しているにもかかわらず、埋立て工事を中断することなく、石材等の搬入を続けている。

平成二十九年十一月十五日に私が提出した「辺野古新基地建設に関する質問主意書」(第百九十五回国会質問第一三号)に対する答弁(内閣参質一九五第一三号。以下「答弁書」という。)の五から七までについてにおいて、政府は「既存の文献によれば、辺野古沿岸域における活断層の存在を示す記載はないことから(中略)辺野古沿岸域に活断層が存在するとは認識していない」とした。しかしながら、地質学の専門家等は、答弁書における、活断層の存在を否認した「既存の文献」とは異なる見解の文献もあること、活断層の存在を科学的に判断するためのデータとしてボーリング調査や音波探査の結果が公表されていないことから、「辺野古沿岸域に活断層が存在するとは認識していない」とする政府の見解(以下「政府見解」という。)は問題だとしている。よって、以下、質問する。

一 答弁書における「既存の文献」とは、平成二十九年十二月六日に赤嶺政賢衆議院議員が提出した「辺野古沿岸域における活断層の存在の可能性に関する質問主意書」(第百九十五回国会質問第九一号)に対する答弁(内閣衆質一九五第九一号)の一についてでは、「国立研究開発法人産業技術総合研究所がホームページで公開している「活断層データベース」、東京大学出版会が平成十四年五月に出版した「活断層詳細デジタルマップ」(中田高、今泉俊文編)等」であるとしているが、具体例として挙げられた文献以外に参照した文献やデータ等があれば、その文献名やデータの内容等を明らかにされたい。

二 政府見解を示すにあたり、地質学の専門家から意見を聴取したか、明らかにされたい。

三 地質学の専門家等は、辺野古の陸上部にある「辺野古断層」と「楚久断層」の二つの断層(以下「両断層」という。)が「新編 日本の活断層」(活断層研究会編)において「活断層の疑いのあるリニアメント」に分類されていること、さらには「名護・やんばるの地質」(遅沢壮一、渡邊康志編著)おいて「活構造」に分類されていることを重視している。政府見解を示すにあたり、これら二つの文献を参照したのか明らかにされたい。また、これら二つの文献における両断層についての記述に対する政府の見解を示されたい。

四 平成十二年十月の「第三回代替施設協議会」における配布資料(「推定地層断面図」等)には、両断層の延長線上の交差地点付近に六〇メートル近い落ち込みがあることが示されている。「推定地層断面図」の作成過程を明らかにしたうえで、当該落ち込みについて、両断層との関連性も含め、政府の見解を示されたい。

五 前記赤嶺衆議院議員の質問に対する答弁の六についてで示された辺野古沿岸域におけるボーリング調査又は音波探査の結果に、辺野古沿岸域における活断層の存在の有無を示す科学的なデータは存在するのか明らかにされたい。科学的なデータが存在するのであれば速やかに公表するべきと考えるが、政府の見解を示されたい。

六 活断層の存在については、政府とは異なる見解をもつ専門家の意見も広く聴取するとともに、科学的根拠をもって判断するべきと考えるが、政府の見解を示されたい。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一について

お尋ねについては、衆議院議員赤嶺政賢君提出辺野古沿岸域における活断層の存在の可能性に関する質問に対する答弁書(平成二十九年十二月十五日内閣衆質一九五第九一号。以下「九一号答弁書」という。)一についてでお答えしたとおりである。

二について

先の答弁書(平成二十九年十一月二十四日内閣参質一九五第一三号。以下「一三号答弁書」という。)五から七までについてでお答えするに当たっては、地質学の専門家から意見は聴取していない。

三について

九一号答弁書二についてでお答えしたとおり、御指摘の「辺野古断層」及び「楚久断層」(以下「両断層」という。)について、御指摘の文献において御指摘の記述があることは承知しているが、これらの記述は必ずしも両断層が活断層であることを示すものではないと認識している。

なお、九一号答弁書一についてでお答えした文献においては、両断層が活断層であることを示す記載はないと承知している。

四について

御指摘の推定地層断面図は、平成九年に実施したキャンプ・シュワブ水域の現況調査の結果を基に作成されたものである。

いずれにしても、一三号答弁書五から七までについてでお答えしたとおり、既存の文献によれば、辺野古沿岸域における活断層の存在を示す記載はないことから、両断層に係るものも含め、辺野古沿岸域に活断層が存在するとは認識していない。

五について

お尋ねの「活断層の存在の有無を示す科学的なデータ」の具体的に意味するところが明らかではないため、お答えすることは困難である。

六について

お尋ねの「政府とは異なる見解をもつ専門家」の具体的に意味するところが必ずしも明らかではないが、いずれにしても、一三号答弁書五から七までについてでお答えしたとおり、既存の文献によれば、辺野古沿岸域における活断層の存在を示す記載はないことから、両断層に係るものも含め、辺野古沿岸域に活断層が存在するとは認識していない。

参議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

お答えすることは困難 ×1趣旨が明らかではない ×2

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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