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平成三十年一月分以降の毎月勤労統計調査を用いたアベノミクスの効果偽装に関する質問主意書
参議院 第198回 第6号趣旨が明らかではない ×1
質問本文
一 平成三十年八月七日の厚生労働省発表の「毎月勤労統計調査-平成三十年六月分結果速報」においては、一般労働者の現金給与総額の前年同月比三・三%増と公表されていたところ、安倍総理及び麻生財務大臣がこの三・三%増という具体的な値について政府の中で直接の報告を受けたのは何時の時点か、示されたい。
二 前記一について、安倍総理又は麻生大臣が前年同月比三・三%増という具体的な値について報告を受けた際に、当該値が二十一年五ヶ月ぶりの高い伸び率であるとの説明を受けたかどうか、示されたい。
三 前記一及び二について、前年同月比三・三%増という非常に高い伸び率が生じた原因について政府はどのように分析しているか。
四 前記一及び二について、安倍総理は、この間、アベノミクスの効果を国会等で喧伝しながら、一方で、この前年同月比三・三%増などの平成三十年一月以降の現金給与総額の伸び率が従前とは異なる統計処理のためであることを何ら国民に対して説明していなかったのであるから、こうした安倍総理の姿勢はアベノミクスの効果を偽装するものであるのではないか。
右質問する。
政府答弁書
一及び二について
お尋ねの「直接の報告」の意味するところが必ずしも明らかではないが、毎月勤労統計調査の結果速報及び結果確報(以下「結果速報等」という。)については、御指摘の「平成三十年六月分結果速報」(以下「六月分結果速報」という。)も含め、通常、その公表に際して、内閣総理大臣官邸に対し厚生労働省の担当部局より事務的に配布されている。その際、安倍内閣総理大臣に対しては、結果速報等の内容等についての報告等は行われていない。また、財務省においては、結果速報等については、六月分結果速報も含め、通常、その公表に際して、同省内の関係部局に事務的に配布されている。その際、麻生財務大臣に対しては、結果速報等の内容等についての報告等は行われていない。その上で、同内閣総理大臣及び同財務大臣が結果速報等の内容等を認識した時期は、特定できない。
三について
お尋ねの「三・三%増という非常に高い伸び率が生じた原因」については、六月分結果速報には、「六月分の特別に支払われた給与には賞与が含まれており、賞与の支給時期は年により調査事業所により前後することがあるため、六月分の特別給与や現金給与総額は例年、変動が大きくなっています」と記載されているところである。
四について
御指摘の「従前とは異なる統計処理のためであることを何ら国民に対して説明していなかった」ことについては、「毎月勤労統計調査を巡る不適切な取扱いに係る事実関係とその評価等に関する報告書」(平成三十一年一月二十二日毎月勤労統計調査等に関する特別監察委員会公表)によれば、当時の厚生労働省政策統括官付参事官付雇用・賃金福祉統計室長が「前任者から東京都の抽出調査を復元していなかったことの影響は大きくないと聞いていたことから、これを当該上振れの要因分析において考慮せず、結果として不正確な説明を行った」とされているが、事案の詳細について引き続き調査が進められているところである。
いずれにせよ、日本労働組合総連合会の調査においては、五年連続で今世紀に入って最高水準の賃上げが継続していること等から、現時点において、所得環境は着実に改善しているとの判断に変更はなく、「こうした安倍総理の姿勢はアベノミクスの効果を偽装するものである」との御指摘は当たらない。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。