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裁量労働制等のデータについての安倍首相発言等に関する質問主意書

衆議院 第196回 第213号

提出者
立憲民主党・市民クラブ
提出日
2018年4月5日
内閣転送 2018年4月9日
答弁書受領日
2018年4月13日
提出から8日
答弁の項目数
0
質問 731字/答弁 1,350字

質問本文

安倍首相は、平成三十年二月二十日の衆議院予算委員会において「先ほど来丁寧に説明をさせていただいているところでございますが、私が答弁をいたしました、いわば撤回をいたしましたのは、データを撤回するというふうに申し上げたのではなくて、引き続き精査が必要と厚労省から報告があったため、精査が必要なデータに基づいて行った答弁について撤回し、おわびをしたところでございます」と答弁されている。

データは撤回をしないということであるが、そのデータはどのようなデータなのか。

また、データは撤回しないということだが、現時点でも撤回はしない、ということでよろしいのか。撤回する場合でも撤回しない場合でも、理由をお示し願いたい。

また、そのデータに誤りがあれば、どのような誤りなのか、お示し願いたい。

一方で厚生労働省の東京労働局長は記者会見で、裁量労働制に絡んで過労死があった野村不動産への是正勧告に関連した記者との質疑の中で、「プレゼント」という発言をしている。

この発言をした記者会見の日付をすべてお示し願いたい。「プレゼント」とはどのような意味か。誰に対する誰からの「プレゼント」なのか。

また、平成二十九年十二月二十六日の東京労働局長の定例記者会見で、東京労働局長は「プレゼントもう行く? やります? じゃ、やろっか。じゃあやりましょう。はい。プレゼントっていうほどいい話じゃないんですけど。資料今お配りしますけど。野村不動産株式会社に対して特別指導を行いました」と発言した事実があるか、お示し願いたい。

過労死を出した会社への特別指導、あるいはその情報提供が記者へのプレゼントという意味であるとすれば死者を冒涜しかねない発言だと考えるが、内閣の見解を問う。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

お尋ねの「データは撤回をしないということであるが(中略)どのような誤りなのか、お示し願いたい」については、平成三十年三月二十三日の衆議院厚生労働委員会において、加藤厚生労働大臣が「裁量労働制の平均的な者で、一日の労働時間の状況が一時間以下の者が二十五件あるではないかという御指摘をいただいておりました。一件の誤入力がありましたけれども、現況記載の時間も一時間以下であった。そして、二十五件のいずれの事業場でも、一時間より大幅に長いみなし労働時間が記載されていた。さらに、労働基準監督官が監督署にある事業場データをもとに事業場の状況を確認し、存在する事業場については直接訪問し、事業場の担当者からのヒアリングや賃金台帳等の書面を確認したところ、調査対象となった二十五件のうち三件の事業所は廃止、七件の事業場においては資料が残っておらず、当時の事業状況が確認できませんが、残り十五件の事業所全てにおいて、裁量労働制で働く労働者の労働時間の状況が一日一時間程度ということはなかったというふうに承知をしているわけであります。このように、裁量労働制で働く平均的な者の労働時間の状況が一時間以下というデータは実態を反映したものとは確認できなかったところでございます。したがって、裁量労働制のデータそのものについても撤回をさせていただきたい」と答弁しているとおりである。なお、当該答弁における「裁量労働制のデータそのもの」とは、平成二十五年度労働時間等総合実態調査結果のうち、裁量労働制に関するデータである。

お尋ねの「東京労働局長は記者会見で、裁量労働制に絡んで過労死があった野村不動産への是正勧告に関連した記者との質疑の中で、「プレゼント」という発言をしている。この発言をした記者会見の日付をすべてお示し願いたい」については、平成二十九年十二月二十五日に東京労働局長が野村不動産株式会社に対し行った指導に関連した記者との質疑の中で、同局長が「プレゼント」という発言を行ったのは、同月二十六日の東京労働局における記者会見のみであると承知している。

また、御指摘の「プレゼントもう行く?・・・野村不動産株式会社に対して特別指導を行いました」との発言(以下「本件発言」という。)を、同局長が同日に同局における記者会見で行ったことは事実である。

本件発言については、平成三十年四月六日の衆議院厚生労働委員会で、同局長が「私の発言、国民の皆様に、労働行政の公平公正について大きな疑念を抱かせることとなりました。改めて撤回させていただきますとともに、国会議員の皆様、報道機関の皆様、国民の皆様に対して、深くおわび申し上げます」と、また、「プレゼント発言につきましては、プレゼントととられかねない発言であり、私としては、プレゼントというほどいいものではありませんがと申しましたが、そうとられかねない発言であったことにつきまして、深く反省させていただいております」と述べ、本件発言のうち「プレゼントもう行く? やります? じゃ、やろっか。じゃあやりましょう。はい。プレゼントっていうほどいい話じゃないんですけど」という発言が撤回されたところであるが、いずれにせよ、国民の疑念を招きかねない発言であり不適切であったと考えている。

衆議院の原文

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