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某次官事件に関する質問主意書

参議院 第2回 第89号

提出者
参議院
提出日
1948年4月26日
内閣転送 1948年5月1日
答弁書受領日
1948年5月7日
提出から10日
答弁の項目数
0
質問 440字/答弁 419字

質問本文

一、数日前、某次官が当局に引致されたことをラヂヲ、新聞は報じているが、政府の中官以上の人物が検察庁の令状を受けるような事件の発生する主因がインフレにあるのではないか、生活苦のためあるいは自宅、戦災焼失による復興資本の必要のためではないか、全く生活上必要によりこの種事件の発生と見るが処見を問う。

二、政府は次官級の人物に一人五十万円程度の金融をして国家のため、死力を尽し働けるよう自宅ぐらい与えるべきではないか現在の五十万円は十五年前の三千円ぐらいの金の資格で大したことではない、官吏ほど可哀想な生活苦の人はない次官の給与は手取り何程であるか処見を問う。東武鉄道株式会社では一平社員に住宅費二十万円程度貸与して福利を計つておると聞くが政府は官吏を冷遇しすぎないか如何。

右質問に対し御答弁を要求する。

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電話:03-3581-3111(大代表)

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参議院の原文・経過

政府答弁書

御質問の「政府は官吏を冷遇し過ぎないか」との点については、今回の官公吏の新給与水準の決定に際しては国家財政との関係並びに一般インフレーシヨンに対する影響等のみでなく、特に民間の給与水準、一般国民の生活水準等をも十分勘案の結果立案せるものであり、あながち官公吏の給与のみが著しく低きに過ぎるとは思われない。

次に、責任の重大なる地位にある有為の人物に後顧の憂いなくその職務に邁進せしむるような施策を構ずべきであるとの御質問については、至極尤もなことと思うが、今回の新給与の体系においては、従来の漫然たる年令や勤続年数等に基く給与を改め、職務の価値に応ずる給与に切替えんとするものであり僅かではあるが有為の人材を優遇する方向に一歩を踏み出した次第である。

なお、御質問の次官級の給与は、今回の新給与では、五人家族手取大体一三、〇〇〇円位となる計画であり、決して十分とは言い得ないが、現段階としては、全体の給与水準から見て止を得ないものと思う。

参議院の原文

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