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最近の復員者待遇に関しての質問主意書

参議院 第1回 第14号

提出者
参議院
提出日
1947年7月31日
内閣転送 1947年8月2日
答弁書受領日
1947年8月8日
提出から8日
答弁の項目数
0
質問 419字/答弁 514字

質問本文

最近の復員者は敗戦後二年に及ぶ外地生活のために物心共に疲弊困憊している有様である。燃るに本国の深刻なる経済状態は物価は高騰し、鉄道運賃は三倍半となり、加うるに住宅、土地、仕事何れも皆無の現状において彼等の生活を全く困難ならしめているのである。之等の難問題を急に解決することも出来ないであろうが、かかる国内情勢に応じ尠くとも次の処置をとることは至当のことであるが、これについての政府の見解並に現在の措置を承り度い。

一、復員者に交附すべき俸給額及び交通費は現在如何なる基準で実施しているか。

二、右の俸給額及び交通費を官吏給料増額に準じて増額する考えはないか。

三、復員傷痍軍人の治療費の国庫負担は今後とも継続する様措置すべきであると考えるが政府の見解は如何。

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参議院の原文・経過

政府答弁書

一、未復員者に対しては、復員するまで元の階級に応じて俸給や給料が支給されている。其の支給の方法は、旧陸軍では営外者に対しては原則として留守宅渡により、営内者に対しては帰還の際とりまとめて支給される。そこでもと兵であるならば八月現在で復員に際し二百五十円内外の未支給俸給が支払われることとなつている。旧海軍では希望により家族渡を行い家族渡を希望しないものは帰還後未給与金を纏め支給している。

交通費については、帰郷時の雑用措弁のため上陸地で階級に拘らず一律に三百円を支給される。復員者は個人としては鉄道運賃を支払わないで国庫で負担している。

二、俸給については、元の兵に対しその額を引上げると共に下士官以上におけると同様に内地に扶養家族を有するものには家族手当を支給する一案を得て目下研究中である。

交通費について三百円の額が決定された当時と現在とでは事情も違うので研究を要するが、財源その他の関係もあり現在の処速急の実現は難しい。

三、復員傷痍軍人の治療費については生活保護法の適用により国庫に於て負担し、その適用を受け得ないもので他に治療費の支出の途なきものについては治療費の免除等の方法により国庫の負担を継続する方針である。

参議院の原文

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