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新日本建設運動と国旗尊厳擁護と帰還促進との関連についての質問主意書
参議院 第1回 第16号
質問本文
敗戦と共に日本国民は団結の中心を失つてしまつた。新憲法は実施されたけれども、未だに国民は混迷の状態にあると考えられる。
新日本建設国民運動はかかる状態の中にあつて前途必ずしも楽観を許さない。それは国民がこの国家的困難を克服しようとして団結すべき現実的中心がないからである。労働者諸君が赤旗の下に情熱と団結を持つて行動することは人情の自然の発露であると思う。五月二日我々は連合軍最高司令官より国旗の返還を受けたことは感謝に堪えないところである。今こそ敗戦日本国民は、この国旗の下に団結し危機の突破に全力を挙ぐべき時である。にも拘らず国旗は全国民から殆んど忘れられた様な有様である。国旗の尊厳擁護を国民運動の中心とすることが正しいと考えるが如何。又これに関する方策について政府に対策ありや。
最も悲惨なる戦争犠牲者は未帰還同胞である。これ等の帰還促進は当然に下からもり上る国民運動の重要項目であるべき筈であるが政府が先頭に立つて、国民運動要綱を発表し国民の奮起を要望するならばこの帰還促進運動を重要項目として取り上げることによつて之等戦争犠牲者の家族及び之をとりまく多数者を鼓舞せしめることとなると考えるが之に対する見解如何。
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政府答弁書
一、新日本建設国民運動において現下の経済危機打開のため国民各自が自立精神を回復して自らの責任において万事を処理する如き態勢を確立することを目標の一としているのであつて、このため国旗に対し敬意を表し国旗を仰ぐことによつて自立的精神を固めて時艱の克服に邁進する風潮を養うことは必要な事柄と考えている。
依つて許された条件の下に国旗の尊厳を機会ある毎に力説して危機の突破に努力したいと思う。
二、在外同胞の帰還促進についてはそれぞれ関係筋において連合軍に対し懇請を続けつつあるが、新日本建設国民運動に併行して在外同胞の帰還促進の運動がつづけられ、その目的達成に力強い推進力を加えることは望ましいことであつて、同時に国民運動の目標に掲げられた国民相互の友愛協力の発揮によつて戦争犠牲者其他未帰還者、遺家族、留守家族等のための国民的援護の実があがるならば、これが同時に帰還促進に対して最も大きな寄与をなすものであると考えている。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。