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岸田内閣の臨時会召集が憲法第五十三条に違反すること等に関する質問主意書

参議院 第210回 第17号趣旨が明らかではない ×2

提出者
参議院
提出日
2022年10月6日
内閣転送 2022年10月12日
答弁書受領日
2022年10月18日
提出から12日
答弁の項目数
2
質問 1,160字/答弁 636字

質問本文

一 政府は、憲法第五十三条の趣旨について、「国会の臨時会の召集について定めたものであり、同条の規定により、いずれかの議院の総議員の四分の一以上から、国会の臨時会の召集要求があった場合には、内閣は、臨時会で審議すべき事項等をも勘案して、召集のために必要な合理的な期間を超えない期間内に臨時会の召集を行うことを決定しなければならないものと考えており、この定めは、憲法に規定されている義務であると考えている。」と答弁しているが、ここでいう、「憲法に規定されている義務」とは内閣の政治的な義務と考えているのか、あるいは、内閣の憲法上の法的な義務と考えているのか。

二 衆参の国会議員は、本年八月十八日に臨時会の召集要求を行っているが、内閣による本年十月三日の臨時会の召集はこの召集要求に応えたものなのか。

三 政府は、本年八月十八日の衆参の臨時会召集要求においてはどのような理由及び目的によって召集要求がなされ、かつ、どのような事項を審議するために召集要求がなされたものと理解しているか。

四 政府は、岸田総理の衆参議長に対する文書において、「当面の諸案件の審議を求めるため、来る十月三日に、臨時国会を召集することを決定いたしましたから、」としているが、この「諸案件」には前記三で質問しているところの臨時会での審議を必要とするとされた事項が漏れなく含まれているのか。

五 「臨時会で審議すべき事項等をも勘案して」について、本年八月十八日に衆参の臨時国会召集がなされてから本年十月三日に臨時会を召集するまでの間、政府は具体的にどのような「審議すべき事項等」をどのように「勘案」していたのか。与党とも召集時期を相談していたのか。

六 本年八月十八日の衆参の臨時国会召集要求に対して、政府が本年十月三日に臨時会を召集することが、「召集のために必要な合理的な期間を超えない期間内」になされた召集であると考える理由について説明されたい。不当に遅滞した召集であり、憲法第五十三条に違反する召集ではないのか。

七 本年八月十八日の衆参の臨時国会召集要求に対して、政府が本年十月三日に臨時会を召集したのは本年九月二十七日の国葬儀の実施のためなのか。また、当該召集要求に対する政府による「臨時会で審議すべき事項等をも勘案して」の「事項等」には国葬儀の実施も含まれているのか。

八 新型コロナウイルスのオミクロン株の感染爆発が生じ、医療崩壊などにより多くの国民が死亡等している間、本年八月十八日の臨時会召集要求を無視して、政府が臨時会を本年十月三日に召集したことは、憲法第五十三条に違反する行為であり、臨時会による国会審議もないままに新型コロナウイルス感染症により多くの国民の生命、尊厳を傷付けた行為として万死に値する暴挙ではないか。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一について

お尋ねの「政治的な義務」及び「憲法上の法的な義務」の意味するところが必ずしも明らかではないが、御指摘の「憲法に規定されている義務」については、令和元年五月二十九日の衆議院内閣委員会において、横畠内閣法制局長官(当時)が「それに違反した場合に何か法的責任が生ずると誤解されるおそれがある法的義務という言葉はあえて用いなかったということでございます。」及び「その義務内容がどのようなものであるのか、すなわち、どのような場合にこの義務に違反したことになるのか、さらには、これに違反した場合の責任、法的効果がどのようなものであるのかというのは別の事柄と考えられる」と述べているところである。

二から八までについて

お尋ねの趣旨が必ずしも明らかではなく、また、お尋ねの「含まれている」の具体的に意味するところが必ずしも明らかではないが、御指摘の臨時会(第二百十回国会)の召集の決定について、令和四年八月十八日に衆議院及び参議院から送付のあった臨時国会召集要求書においては、「物価高の対策」等の「国会で議論をしなければならない課題」等が記載されていると承知しているところ、当該要求書を受け、内閣として当面の諸課題等、臨時会で審議すべき事項等をも勘案して、臨時会の召集時期について与党とも相談しながら対応を検討し、同年九月二十八日の閣議において、同年十月三日に臨時会を召集する旨を決定したものであり、当該召集の決定は、憲法第五十三条に基づき、適切に行われたものと考えている。

参議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

趣旨が明らかではない ×2

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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