Kurage 質問主意書アシスト

ことばで探す › 参議院 第93回

国立公園上高地の自然景観保全、災害復旧および災害予防の抜本的対策の推進に関する質問

参議院 第93回 第5号

提出者
参議院
提出日
1980年10月29日
内閣転送 1980年11月1日
答弁書受領日
1980年11月7日
提出から9日
答弁の項目数
5
質問 797字/答弁 690字

質問本文

国立公園上高地の自然景観保全、災害復旧および災害予防の抜本的対策の推進に関にする質問主意書

上高地は、わが国を代表する傑出した景勝地であり、中部山岳国立公園の中心的な拠点として国の特別保護地域に指定されている。

上高地は、昭和五十三年六月および昨年八月の集中豪雨によつて大災害を被り、貴重な景観を失いつつあると共に、周辺ならびに下流の住民に危険を及ぼしている。

これら災害に対して、政府の関係省庁や長野県において応急措置を講じ、現在災害復旧工事を行つているが、さらに積極的な対策を立てなければ再び災害の発生する恐れがある。

よつて、関係当局の早急な対策推進方について、次の質問を行う。

一 国立公園内、とくに特別保護地区における災害復旧ならびに災害予防の工事は、自然景観の保全要請とどのように調整され、実施されているか。

二 上高地のシンボル的存在である大正池は、土砂の流入によつて川のように狭くなり景観が改変しているが、原形が保たれるよう復旧すべきではないか。

三 上高地最上流部の治山、治水事業については、昭和三十七年に行われた北陸地方建設局と長野営林局との業務調整協定会議の結果、一時保留となり実施機関が未定となつているので、これを早急に開始すべきではないか。

四 上高地に災害を及ぼす焼岳の噴火は活動度が高く、社会的影響が大きい。したがつて、常時監視体制をとるべきではないか。

五 上高地の保全対策を推進するにあたつて、各省庁が独自の調査等を行つているものの相互間の連係を欠いており、総合的な対策が確立されていない。したがつて政府において、景観保全、災害復旧、災害予防、交通対策等の抜本的な対策を講ずるべきではないか。

六 上高地の総合的な保全対策を講ずるため、政府の関係省庁において早急に現地調査を実施し、今後の対応策について積極的な取り組みを図るよう要請するがどうか。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一について

国立公園の特別保護地区等における災害復旧事業及び災害予防事業の実施に当たつては、周辺の自然景観と調和を図るよう十分配慮している。

また、国立公園の特別保護地区内におけるこれら事業の実施に当たつては、自然公園法第十八条第三項の規定に基づき環境庁長官の許可を受けることとなつており、これにより、自然景観の保全と事業実施面との調整が図られている。

二について

大正池は東京電力霞沢発電所の調節池でもあることから、発電機能の維持の観点から東京電力によつて一部しゆんせつが行われているが、河川管理上は特にしゆんせつの計画はない。

なお、上高地の保全対策については、関係省庁の出先機関及び地元地方公共団体で構成する上高地地区保全対策懇談会で話し合われているところである。

三について

一時保留となつていた上高地最上流部の取扱いについては、横尾谷合流点から明神池までの梓川本川を建設省、その他の河川(支川を含む。)を林野庁の担当とする方向で両省庁間において協議中である。

四について

焼岳は、昭和三十八年四月以来噴火活動がなく、噴煙量にも変化が見られないことから、火山活動が活発であるとは認められないが、今後の活動の状況によつては、機動観測により対応することとしている。

五及び六について

上高地の保全対策については、関係省庁の出先機関及び地元地方公共団体で構成する上高地地区保全対策懇談会を設け、連絡調整を図つてきたところであり、引き続き努力してまいりたい。

なお、現地の実情については、関係省庁がそれぞれの立場で承知しているところであるが、今後も一層その把握に努めてまいりたい。

参議院の原文

似た質問主意書

件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。

提出 1989年6月7日 辻第一 答弁 1989年6月16日
衆議院 第114回 第27号
提出 2002年11月14日 中村 敦夫 答弁 2003年2月14日
参議院 第155回 第5号
提出 2004年6月4日 計屋圭宏(民主党・無所属クラブ) 答弁 2004年7月6日
衆議院 第159回 第135号お答えすることは困難 ×1
提出 1988年10月6日 塩出 啓典 答弁 1988年10月14日
参議院 第113回 第12号
提出 2008年6月12日 藤末健三 答弁 2008年6月20日
参議院 第169回 第157号
提出 1984年7月2日 小沢和秋 答弁 1984年7月24日
衆議院 第101回 第29号
提出 1977年6月8日 近藤 忠孝 答弁 1977年6月14日
参議院 第80回 第36号

この論点で次の質問を書くなら

アシストで並べる