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ミサイル防衛構想、集団的自衛権に関する質問主意書

衆議院 第151回 第136号お答えすることは困難 ×1

提出者
社会民主党・市民連合
提出日
2001年6月29日
内閣転送 2001年6月29日
答弁書受領日
2001年7月10日
提出から11日
答弁の項目数
4
質問 532字/答弁 942字

質問本文

アメリカのブッシュ政権のミサイル防衛構想と集団的自衛権について、以下質問する。

一 ミサイル防衛構想について

1 アメリカの新たなミサイル防衛構想について、これまでの戦域ミサイル防衛構想とアメリカの本土ミサイル防衛構想を組み合わせた構想という見方が出ているが、政府の見解を問う。

2 アメリカの新たなミサイル防衛構想に日本が協力・参加した場合、集団的自衛権の行使に触れると考えるが、政府の見解を問う。

3 日本がアメリカと共同研究を進めている。弾道ミサイル防衛構想について、中谷防衛庁長官は「仮に配備するとすれば、日本が自主的に運用する」と述べているが、これは政府としての公式見解か、また、政府はいつの時点で、そうした方針を決定したのか。

二 集団的自衛権をめぐる見解について

1 小泉総理大臣、中谷防衛庁長官は「集団的自衛権の行使について、様々な角度から研究を行う」と表明しているが、政府はすでに集団的自衛権の問題についての研究を開始しているのか。研究を行っているとすれば、どのような場合を想定して研究を行っているか、具体的な例を示せ。

2 集団的自衛権をめぐる、政府の研究にアメリカのミサイル防衛構想への対応が含まれるかどうか、政府の見解を問う。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一の1について

アメリカ合衆国(以下「米国」という。)は、従来区別されていた戦域ミサイル防衛と国家ミサイル防衛を併せてミサイル防衛と呼称することとしたが、ミサイル防衛の具体的な内容については、いまだ検討中の段階であると承知している。

一の2について

米国のミサイル防衛の具体的な内容については、いまだ検討中の段階であると承知しており、また、現時点において、米国から我が国の協力、参加につき具体的な要請がなされているわけではないので、お答えすることは困難である。

一の3について

中谷防衛庁長官は、平成十三年六月二十二日のラムズフェルド米国国防長官との会談において、米国のミサイル防衛計画に対する日本政府の立場を確認しつつ、仮に我が国が弾道ミサイル防衛(以下「BMD」という。)システムを保有する場合、我が国の防衛のために我が国が主体的に運用するものを保有する考えである旨発言したところ、これは、BMDシステムの配備段階における運用の在り方についてはあくまでも仮定の問題であることを前提に、仮にこれを配備するとしても、我が国を防衛することを目的とするものである以上、我が国が主体的に運用するのが自然であるという防衛庁長官としての考え方を明らかにしたものである。

二について

政府は、従来から、我が国が国際法上集団的自衛権を有していることは、主権国家である以上当然であるが、憲法第九条の下において許容されている自衛権の行使は、我が国を防衛するため必要最小限度の範囲にとどまるべきものであると解しており、集団的自衛権を行使することは、その範囲を超えるものであって、憲法上許されないと考えてきている。

憲法は我が国の法秩序の根幹であり、特に憲法第九条については過去五十年余にわたる国会での議論の積み重ねがあるので、その解釈の変更については十分に慎重でなければならないと考える。

他方、憲法に関する問題について、世の中の変化も踏まえつつ、幅広い議論が行われることは重要であり、集団的自衛権の問題について、様々な角度から研究してもいいのではないかと考えている。

集団的自衛権の問題に関し、どのような研究を行っていくかについては、国会等での議論をも十分に踏まえながら、今後検討していきたいと考える。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

お答えすることは困難 ×1

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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