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シュレッダーによる幼児の指切断事故に関する質問主意書

衆議院 第165回 第61号

提出者
民主党・無所属クラブ
提出日
2006年10月10日
内閣転送 2006年10月16日
答弁書受領日
2006年10月20日
提出から10日
答弁の項目数
3
質問 673字/答弁 919字

質問本文

家庭用シュレッダーによる幼児の指切断という痛ましい事故が相次いだ。経済産業省は本年九月十二日、シュレッダー関係団体からの報告の概要について発表しているが、事故の第一報を扱う消防署などからの情報が経済産業省にきちんと届いていれば、もう少し早く対策が取れていたのではないかと考える。

そこで、以下のとおり質問する。

一 前述の報告によると、一九八三年から二〇〇六年までの二十三年間にシュレッダーによる事故が三十五件発生しているが、もう少し早く、この種の事故の発生を認知して対策を取れば、痛ましい事故が少しでも防げたのではないか。政府として一連の事故についての対応に問題があったのか、なかったのか、どう考えているか。また、問題があったとすれば、どのような点で、どのように対応しようとしているのか明らかにされたい。

二 本年九月四日の電話での問い合わせに対し、同省は、静岡での今年三月の事故発生の第一報が消防通報(いわゆる一一九番)などどのような形で公官庁に入ったか掌握していなかった。この事故での現地からの第一報は、どの段階まで上にあがっていたのか。なぜ経済産業省に事故情報が届かなかったのか。また、シュレッダーによる三十五件の発生の第一報がどのような形で入っているのか示されたい。

三 シュレッダー事故に限らず、湯沸かし器による事故など、消防署、警察から各自治体を通じての報告、さらに総務省、経済産業省など関係省庁の情報の連携が必要と考えるが、現状はどのようなシステムになっているのか。また、今後の取組みについて政府の方針を示されたい。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

経済産業省としては、シュレッダーによる事故の報告を受けてから適切な対応を行ってきたと認識しているが、事故の情報を十分に把握できなかった点については改善すべきところがあると認識している。このため、消費生活用製品の製造又は輸入の事業を行う者に対して、重大製品事故が生じたことを知ったときは、事故の内容等について主務大臣へ報告することを義務付けること等を内容とする「消費生活用製品安全法の一部を改正する法律案」を今国会に提出したところであり、併せて、家庭における幼児の事故を防止する観点から、電気用品安全法(昭和三十六年法律第二百三十四号)に基づくシュレッダーに係る技術基準を改正し、これを強化することとしている。

二について

御指摘の静岡の事故については、当初、被害者から地元の消防署に対し救急搬送の要請があり、その後、本年六月に被害者から静岡県の消費生活センターに連絡がなされた後、本年七月に同センターから独立行政法人製品評価技術基盤機構を通じて経済産業省へ報告があった。当該事故発生後、その情報が経済産業省に円滑に届かなかった理由としては、消費生活用製品の製造の事業を行う者等に対して事故の内容等の報告が義務付けられていないことや、関係機関間での連絡が十分になされていなかったこと等が考えられる。

本年九月十二日付けで経済産業省が社団法人ビジネス機械・情報システム産業協会及び社団法人全日本文具協会から報告を受けたシュレッダーによる三十五件の事故のうち、一件については、旧製品評価技術センターから旧通商産業省に報告があり、一件については、独立行政法人製品評価技術基盤機構から経済産業省に報告があり、その他の事故については、同日に初めて経済産業省に報告があった。

三について

関係省庁においては、それぞれの所掌事務の範囲内で、事故に関する情報を把握しているところであるが、今後、政府としては、消費者政策会議の下に設けられた消費者政策担当課長会議を開催するとともに、経済産業省、警察庁及び消防庁においては製品事故に係る連絡会合を開催するなど、関係省庁間の連携の強化を図ることにより、製品事故に関する情報交換を緊密化してまいりたい。

衆議院の原文

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