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在沖米海兵隊による焼夷弾MK77、クラスター爆弾の貯蔵・訓練使用に関する質問主意書

衆議院 第168回 第156号お答えすることは困難 ×1承知していない ×2

提出者
社会民主党・市民連合
提出日
2007年10月26日
内閣転送 2007年10月31日
答弁書受領日
2007年11月6日
提出から11日
答弁の項目数
5
質問 1,035字/答弁 935字

質問本文

在沖米海兵隊による焼夷弾MK77、クラスター爆弾の貯蔵・訓練使用に関する質問主意書

在沖米海兵隊が、焼夷弾MK77の存在を認めた上で、その使用訓練を沖縄周辺区域で行っていることを発表した。同時に、在沖米海兵隊は、国連人権小委員会(現国連人権理事会)が製造・使用の禁止を求める決議を行った、クラスター爆弾の使用訓練を、嘉手納基地を拠点に実施していることも認めたのである。

このように、嘉手納基地の機能は益々強化されているが、これは「基地負担軽減」の掛け声に逆行するものであり、米軍の訓練機能強化等は、周辺住民を不安のどん底に陥れている。しかも、国際社会が、非人道的兵器、無差別大量破壊兵器と位置付ける改良型ナパーム弾の焼夷弾MK77、クラスター爆弾の実弾訓練を行うことは、断じて容認できない。

以下、質問する。

一 ナパーム弾(焼夷弾)は、ベトナム戦争で使用された非人道的、無差別大量破壊兵器である。焼夷弾MK77も、効果としてはナパーム弾と変わらないとするのが、軍事専門家らの常識である。

政府は、ナパーム弾と改良型焼夷弾MK77との間に、性能上、どのような違いがあると認識しているのか。また、焼夷弾MK77の殺傷能力について、どのように考えているのか。その見解を示されたい。

二 在沖米海兵隊は、沖縄周辺の訓練区域において、焼夷弾MK77、クラスター爆弾等を使用した訓練を認めているが、政府はこれを承知しているのか。また、そのような在沖米海兵隊の訓練を容認するのか、政府の見解を示されたい。

三 国連人権小委員会は、一九九六年八月、「核・化学・生物兵器・気化爆弾・ナパーム弾・クラスター爆弾・劣化ウラン兵器の製造・使用の禁止を求める決議」を賛成多数で採択した。しかし、米国だけは、採択に反対したようである。

政府は、米国の反対理由と態度を、どのように受け止めているのか。また、政府は、右決議を採択した国連人権小委員会に、どのような態度で臨んだのかを明らかにされたい。

四 在沖米海兵隊の沖縄周辺訓練区域における焼夷弾MK77、クラスター爆弾等の実弾使用訓練は、前記国連小委員会決議に違反する暴挙だと考えるが、政府の見解を示されたい。

五 焼夷弾MK77、クラスター爆弾を、我が国の航空自衛隊も保有していると報道されているが、それらは事実か。事実であるとすれば、前記国連小委員会決議に鑑み、保有することが適正であると考えるか、政府の見解を明らかにされたい。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

ナパーム弾とは、一般に、主燃焼材のナフサに増粘剤(ナパーム剤)を添加してゼリー状にしたものを充填した油脂焼夷弾であり、高温で燃焼し、広範囲に燃焼による損害を与えるものであると承知している。

一方、MK77については、油脂焼夷弾であることは承知しているが、その詳細は承知しておらず、お尋ねのMK77の性能や殺傷能力についてお答えすることは困難である。

二について

政府としては、海兵隊を含む米軍は、沖縄周辺の射爆撃場において爆撃訓練を実施しているものと承知しているが、訓練において使用される爆弾の種類、訓練内容等の詳細については、米軍の運用にかかわる事柄であり、承知していない。

政府としては、米軍は、日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約(昭和三十五年条約第六号)の目的の達成のために我が国に駐留し、必要な訓練を実施しているものと認識している。

三について

国際連合人権委員会の下に設けられていた差別防止・少数者保護小委員会が、千九百九十六年八月二十九日に、大量破壊兵器又は無差別に影響を与える兵器の製造及び拡散を制限するよう各国に求めること等を内容とする「人権、特に生命に対する権利の享受のための必須条件としての国際平和と安全に関する決議」を採択したことは承知している。

右の小委員会は、個人資格の専門家で構成されたものであり、米国籍の委員が右の決議に反対したと承知しているが、右の決議に関し我が国や米国を含め各国政府が右の小委員会においてその立場を表明することは行われていない。

四について

御指摘の決議は、各国に法的な義務を課するものではなく、また、特定の兵器を使用した訓練の制限等を求めるものではない。米軍が沖縄で行う訓練について、御指摘の決議との関係で問題があるとは考えていない。

五について

航空自衛隊においては、クラスター爆弾は保有しているが、MK77は、保有していない。

航空自衛隊において保有するクラスター爆弾については、車両等を用いた敵の侵攻部隊による、通常爆弾では撃破できないような広範囲に展開した着上陸侵攻等の事態において、侵攻部隊の車両等を撃破するために使用することを想定しており、その保有が必要であると考えている。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

お答えすることは困難 ×1承知していない ×2

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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